0724
二日酔いなのか副反応なのか頭がうっすら痛い。あと腕はまあまあ痛い。金曜日に打てて幸運だったかも。まあ腕は正直あんま仕事には差し支えなさそうだけど。
コード書こうと思ってたんだけど考えごとしてたら夕方になってた。そういえばロンドン五輪の開会式映像を観た。僕がオリンピック開会式に求めているのはやっぱこういうのだなと思うんだけど、一方でこのご時世にこんなお祭りをやるのも難しそう。まあ、だから何でこのご時世に開催したんだという話にどうしてもなるのだけど……。
しかし、これと正面から張り合うのはコロナじゃなくても無理やねと思ってしまった。うーん、まあ僕が知らないだけというのはそうかもしれないが、過去半世紀の有名曲だけでこんだけ挙げられる国に太刀打ちできる気がしない。やはりマンガとアニメとゲームで対抗するしかないだろうが、どうしても幼稚という印象は拭えないだろう。まあたとえばUnicodeに絵文字入れたときもわりとそういう批判をされていたはずで、でも入れたら結局爆発的に普及したわけだけど。
入場行進のゲーム楽曲が「内輪ウケ」だという批判を目にして、すこし考えた。何年か前の紅白歌合戦にμ'sが出たときに、登場前に日本の古いアニメ作品がいろいろ紹介される時間がとられていて、これはアニソンユニットという新奇なものを紅白歌合戦の(想定視聴者層の)歴史の中に位置づけていくための努力なんだなと思ったのを思い出す。この見慣れない美少女深夜アニメは、日本にずっと前からあり、誰もがそれなりに親しんでいるアニメ文化のその最先端なのだ、決して我々がまったく知らないものではないのだと、説明する必要があったのだと思う。
翻って開会式のドラクエオーケストラがどうだったかというと、まああまりそうではなかった、ストーリーの説明は放棄されていたのではないかと思った。「日本人ならみんな知ってる」「日本といえばゲームだよね」だけで投げ込んではいけないはずなのだ。そうではなく、「日本にはマンガやアニメやゲームというエンターテイメントの土壌があり、そこから立ち上がってきて、世界的な知名度を獲得するようになったこれらの楽曲」、をしっかりと印象的な形で説明しなければならなかったのではないかと思った。それがないなら、それはやっぱり内輪ウケと言われても仕方ないように思う。少なくとも、知らない人には何も伝わらない限りにおいては内輪ネタでしかない。(ちなみに任天堂が協賛から外れた?せいか僕の知ってる曲はマジでドラクエのOPしかなかった、と思う)
まあでも、イマドキそんな「日本の文化!」みたいなナショナリズムも時代遅れなのかもしれない。少なくとも無批判には出せなさそう。ロンドン五輪だって、もしかするといろいろ怒られたのかもしれない。
夜は『メイドインアビス』の映画を観た。いやはや、悪趣味な原作が悪趣味な映像になっており大変よかった。ボ卿のこの、なんなの、文脈を無視さえすれば完全にいい人感は。いや、実際にいい人なんだろう。使ってる言葉の意味がすこし違うだけで。
ところでプルシュカはどこでああいう口調を身につけたのか。囚われてきた子供たちと接触する機会があったのか?そうでなければ彼女も「おやおや おやおやおやおや」とか言ってそうだよね。お父さん大好きだし。僕も秋山仁の影響で「それでは諸君」とか言ってたことある。
寝よう。明日は多少なりとも生産的な活動が…… まあいいか。どうせ9月は全部暇なんだ。