2025年について
2025年が終わるので、今年も振り返ってみる。去年のものはこれ: https://ofni.necocen.info/5375
仕事は総じてつまらなかった。バックエンドである程度以上のリクエスト数を捌かなければならない経験だけは今後役に立ちそうだと思ったが、それ以外は実りの少ない一年だったと感じる。さすがにもういいんじゃない?来年は他を探したい(しかし、結局自分に何ができるのか、何を期待されていたのかわからないまま一年半を過ごしたため、どういう仕事を探せばいいのかもよくわからない)。
素人がバックエンドエンジニアをごまかしごまかしやっている状況もさすがにいかがなものかと思ったので、データベーススペシャリスト試験を受けて合格した。結果自体はわりと余裕だったのであんなに真面目に勉強しなくてもよかったともいえるが、別に試験合格が目的というよりは真面目に勉強することが目的だったので、真面目に勉強してよかった。ただ、実務でそれほど役に立っているかというと、結局微妙なところはある。
趣味について。今年はあまり何もしていないなと思う。このblogのリニューアル計画は5月ごろに再開したもののまた頓挫し、12月になってからまた再開している。なんか、結局React SSRを棄てる方向になりそうだ。バックエンドがRustで十分に高速なのに、さらにSSRを挟むのは単純に効率が悪いし、得られるメリットもReactでHTMLを書ける以外には特にないし。HTMLに関してはテンプレートエンジンをAskamaからMaudに変更してコンポーネントベースっぽく書けるようになったので、それでいいかなと思う。
昔のことすぎて忘れかけていたが、Spectreの描画プログラムを1月ごろに書いた。ブラウザで動作するようにもなっているので、興味があれば眺めてみてください: https://spectre.necocen.info/
再帰的な敷きつめパターンの計算と、大量のタイル位置データをどう管理するかが課題だった。計算機科学の専門教育を受けていればもうすこし真っ当な解法があることを知れたかもしれないが、とりあえず動くのでいいでしょう。(しかし、結局僕はSpectre(Tile(1,1))が周期的な敷きつめを持たないことの証明を読んでいない)
あと「[作って学ぶ]OSのしくみⅠ」の写経も(だいたい)やった。OSを作るというのは要するにUEFIやxHCIとよしなに会話することなんだな、と思ったが、まだプロセス管理みたいなことはやっていない(素朴な非同期ランタイムは実装したが)。個人的なOSのイメージはどちらかというとそっちなので、続刊に期待したい。
世間は相変わらずAI旋風が吹き荒れているが、個人的には正直飽きてしまった感がある。飽きた?無論ChatGPTは賢いし、Claude CodeもCodexもAntigravityも大変助かっているけれど、あからさまにLLMが書いたような長文や微妙に嘘の図解みたいなものを繰り返し繰り返し目にすることにもうすっかり嫌気がさしてしまったし、毎週のように発見されるAIコーディング技法とかももう全部どうでもよくなってしまったし。単純に疲れているのだろうとは思う。
業務のコーディングをAIに任せられるか、というのは微妙な時期だなと思う。小さいプログラムであれば問題ないが、結局自分が理解していないものを納品することはできないわけで、大規模開発で戦力にできるかというと、できるけどコスパはそれほど良くないなと思う。自社事業なら気にせず突き進んでもいいのかもしれないし、新規プロダクトが3日でリリースできるだけで大きな価値になるという場合もあるだろうが、とりあえず今の僕はそういう状況にはいない。
とはいえこれも来年にはまた大きく変わるのだろう。そのことを前向きに楽しみにできないのは、やっぱり疲れているのだろうな。
ギターは一瞬だけ再開したが、結局また放置している。まあ別に、ものすごく上達を期待しているわけでもないし、気が向いた時にまた触ればいいかなと思う。そうこうしているうちに10年経つというようなことも普通にあり得る。
物理学(場の量子論)の勉強も少しした。大学時代にそれなりに読んだはずだけど当時は全然ついて行けていなかった教科書を、ChatGPTの助けを借りながら読み直している。以前よりは理解できている気がするが、まだ序盤なのでなんとも言えない。当時だって何かしら分かった気にはなっていたはずだし。ただ、ChatGPTに相談する過程で自分の理解を言語化できているので、その分は間違いなく進歩しているだろう。当時も(せっかく大学の物理学科にいたのだから)そうすればよかったのだが、その頃の僕はそういうことがあまり得意ではなかった。というか、まだなんか勉強というものに対して斜に構えていた節がある。恥ずべきことだなとは思うが、結局の所、20歳前後の僕には大学という場所は早すぎたということなんだろう。
昨年の暮れに買った3Dプリンタはそれほど使えてはいないが、妻に頼まれて小物入れを作ったりはしている。僕自身も作りたいものはいくつかあるのだが、真面目に考え始めると億劫になってしまって結局手を付けられていない。キッチンの引き出しにラップ類を立てかけておくためのパーツを作ったのはよかった。しかし、もっと見栄えにこだわらず雑に試作して生活に投入していくように心がけるべきなのかもしれない。
今年もそこそこゲームをした。良かったのは「ダレカレ」「Back to the Dawn ~ブレイク・ザ・アニマル・プリズン~」「魔法少女ノ魔女裁判」あたりか。あ、「東方錦上京」も。「でびるコネクショん」も印象的だった。「スプラトゥーン3」もちょっと再開したな。
小説を書いてみたいとずっと思っていたが、本当は僕が一番作りたいのはゲームなのかもしれないと思うようになった。というより、僕が語りたいとイメージしていることは、ゲームという形式で語るのが、一番合っているのではないかと思う。インタラクティヴ性や、コンテキストの重層性のようなゲームの持つ性質によってこそ自然に示すことができるものに関心がある。(それは僕が結局小説をあんまりよくわかっていないということでもあるかもしれない)
健康状態はあいかわらず良くはなかったと思う。まあもう30代も後半になり、元気な日のほうが珍しいのも十分自然ではある。
婚姻生活はもうじき6年になる。特筆するような変化はなく、概ね仲良くやっていると思う。
妻という他者がずっと近くにいるということのありがたみをふと思い出すようなことが多い一年だったような気はする。独身男性のまま歳を重ねるとやがて狂うなどとまことしやかに言われているが、僕が狂わずにいられるとすればそれは妻の存在によるものだろう。感謝してもしきれない。
思い出せるのはこのくらいか。昨年と比べるとあまり充実はしていなかった気がするが、そういうこともあるでしょう。来年も何かしら勉強をするなり趣味に時間を使うなり、ゲームをするなりテレビを観るなりしていきたいと思う。あとは仕事ね。仕事はどうにかしたいね、本当に。
ということで、本年中もたいへんお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年を。