0521
昼前に起き、ちょっとキーボードのパーツを追加で注文して、それから数学の勉強をした。まあなんかわりと直感的には明らかな事柄のちゃんとした証明を追うみたいなのが続いており、ちょっと退屈。でも一方で、なんかこう、それを手に馴染ませていくのは、どこか心が洗われるというか、無我の境地に至れるような清々しい感じもあり、無心に証明を書き下していくのはけっこう楽しかったりもする。
夜は「シン・ウルトラマン」を観た。世代的なものなのかウルトラマンはまったく観ずに育ったので、ほぼ初めて見るウルトラマン。なんかでも、うーん、いいところはいっぱいあったのだが、すごくよかったとはあまり思わなかった。シン・ゴジラのほうがずっといい。
いくつか考えるところはあって、まず結局のところ僕はデカい宇宙人が地球を助けにくるというテーマにあまりノれないところがあるというのと、あとデカい宇宙人という存在が、シン・ゴジラで描かれたようなお役所的リアリズムと食い合わせが悪いというのがある気がする。そういうのを今作でも多少やっているのだけど、どうも半端というか、結局圧倒的な力を持つ宇宙人が続々来訪する中で日本政府はただ翻弄されるしかなく、かといってコメディに振るわけでもなく、どうにも据わりが悪かったなと思う。
あと、まあ尺に対してウルトラマン的お約束(なんだと思う)を詰め込みすぎたのとか、そのあたりも消化不良というか、無理してやらんでもという感じになってしまった。これでは「庵野がウルトラマンを撮った」のではなく、「庵野がウルトラマンを撮ったときにありがちなこと」ではないか、そう感じた(まあ庵野氏がどの程度関与しているのかはよく知らないけど)。
一方でよかったこともあって、夜の東京での戦闘はとてもよかったし、まあ細かく観ればいいシーンはいろいろあったなと思う。あと、みんな言っていたが、これはエヴァンゲリオンだな。エヴァンゲリオンがウルトラマンなのかもしれないが。思った以上にそうだった。
なんか妙に感想を書いてしまった。まあ、でも、どんな感想であれ、感想を書きたくさせる作品は、いい作品なんだと個人的には思う。
さて。発注していた基板が届いたので明日ははんだ付けをします。上手くできるかなあ。