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実家で紅白観ています。μ’s、実在のほうは初めて観たけど、やっぱり実在するってのは圧倒的ディスアドバンテージなんだなあという感じがする、いや、アニメキャラほどかわいくないとかいう話ではなく、ただ、リアリティが増すことは、ある種の没入観?を減じることでもある、もっと平たく言うと、イデア界から遠ざかることである、というような。いや、それは単に人間が集団で踊るのを見るのに慣れてないからかもしれない。
それより、μ’sの前に日本の古典的アニメ作品がいくつもメドレーされていて、なるほど、現代日本のアニメ作品を紹介するにあたっては、それがさまざまな古典たちの後継であることを説明する必要があるのだな、みたいなことを思いました。大きく変わってゆく文化を、これまでの流れの中になんとか位置づけて理解可能なものにしてゆくという苦労、そういうものがようやく一つの方向性を得つつあるのかな、みたいな。「千本桜」もそうだけど。その過程でいろんなものが抜け落ちるのだろうけれども、そんなのはきっとこれまで何度も経験されてきたことだし、しかしそれ以上は望めない(少なくともメインストリームである限り)のかな、とかとか。
ともあれ、紅白歌合戦はそれなりにまっとうに日本を代表するコンテンツを集成できているのではないかしらと今年初めて思いました。「こんな奴知らねえ」/「こんな奴紅白でしか知らねえ」も含めて。
あとは本を読んでいます。そういえば実家で「はてしない物語」を再読しようと思っていたのを思い出したので読んでいます。これやっぱりすごいお話だな。本当に良さにあふれている。なんとか明日くらいまでに読もう、年内は無理だけど。
さて、大晦日だし今年の総括を書いたりすべきなのかもしれませんが、実家に計算機を持ってこなかったので長文は書けません。なのでここに短くまとめるにとどめておきましょう。
まあ、今年はとにかくずっと具合が悪かったという印象が強いです。というかそれしかないな。来年はもうちょっと良くなってくれればいいと思う。
今年読んだ本を数えてみたら75冊くらいはあるようでした。思ったより多い。これまで読まなかったような本も何冊か読めたし。そういう点ではよい年だったのかも。禁酒してるおかげかも。
来年への抱負とかは特にないというか、まあ、元気でいられたらいいな、くらいで。たくさん本が読みたい。あと、映画も少しずつ観てゆけたらみたいなことも思っています。
では、本年中はありがとうございました。来年もよろしくお願いします。