andante

2015-10-09

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クリスピークリームドーナツ絶対バンド名だと思うスリーピースの


目が覚めたときは比較的気分がよかったのだけど振り返ってみればいつもと大差ない感じでした具合がよくなったのか慣れたのか僕にはもうよくわからない

美術の物語が届いたので最初のところだけちょっと読みましたこういうのもわかってゆきたいそういう態度こそが著者の批判するところなんだよ


お昼から仕事まあまあ順調Google Maps SDK for iOSはけっこう柔軟に描画できることがわかったAndroidはそれほどではないらしいそれでいいのかGoogle
通常フローがだいぶ整ってきたのでだいぶそれらしい見た目になってきましたがんばろう


生きることはしんどいことだとあたりまえに思うようになっていたのはいったいいつの頃からか

Writing to be me (1)

書いているそれは常に真となる命題だ書いているという文はつねに書かれているから


指先から滑り落ちる感覚がそのとき僕のすべてだった

ぺしゃんと音がするあるいは音がしたことを思い出す電車で本を読みながら寝ていることは珍しくないけれどそういうときはたいてい本を落とさないように膝に置いてから寝るから読みかけの本を落としてしまうことは珍しいいつもより疲れているのだろうかという思考が走り落ちた本を拾うべきだと提案が上がる車内はなぜかがらんとしていて午後三時の東京には似つかわしくないだから当然これは午後三時なんかじゃなく東京なんかでもないのかもしれない


こんな風に話は無闇な設定をまとって複雑になってゆく多くの場合それは僕の手癖によるがこの場合は単に乗客を書きたくなかったというだけの理由による人たち人々そもそも世界にどんな人がいたのか僕はすでに思い出せない知っていたこともないのだと思うほんとうに

そもそもなぜこんなことを書き始めたのだろう僕はもっと救いを求めていたはずなのだが救い


なに書いてるの
なんでもないけど……ちょっとしたお話
どんなお話
どんなというものでもないけれど言語が重要なんだ言語と僕たちが言語に書かれた存在かもしれないってこととそんなことぜんぜん問題じゃないってことと
でも私たちが書かれただけの存在だったら私たちが考えたりしていることをほんとうに考えているのは私たちじゃないってことになるよねそれは困らない
そこが重要なんだつまりね僕たちが考えたりしているときのこの感じ徹頭徹尾世界のありように決められたものかそんなものとは無関係にあるものかどちらかでしかないけれどもしも前者なら世界が全部書かれているんだからそこで起こる問題は書き手がいることとは関係なく起こるし後者なら書き手がいることなんて初めから関係がないんだこれは決定論と自由意志の関係にも似ていてつまり僕たちは自由だしそうでないふりをすることなんかできない
世界が書かれているってことは読まれてもいるってことだよね
そう読まれているということがまさにその世界を成立させているんだ書かれていることではなくてね逆に読まれることさえできればこの世界は違った形でも有り得る

るてれ読読くはあ
い伸語てまみる正るそ
てばりいれ手︒しいし
いしかるたが書いはて
るたけこ僕読き読あ僕
︒指てとがん手みなは
少先いをこだがかた語
ながる本うもなたはり
く︑︒当しのにで読始
とこ目はてがを︑むめ
もう隠知い読書そ︒る
︑ししらるまいこ読︒
そてをず︒れたにんあ
うあし︑そたの一でな
祈なて暗しもだつした
ったお闇てのとのまに
てのそに僕でし世え向
い額る向はあて界ばけ
るにおか読りもをそて
︒届そっま︑︑つれ︒

君がなんの話をしているのかぜんぜんわからないよそれに任意にランダムな記号列から適当な読みかたを見つけて意味を取り出すことはそれほど難しくはないんじゃないかな
もちろんそうだだがそれでは意味がない実際に読まれたとき読み手の中に世界が生まれるんだ世界をつくるのは書き手じゃない読み手なんだ
そうやって不可知の読み手に不可知の言語で伝えたいことなんてあるの
あるさもし読んでもらえるならそこで僕は違った存在になれるこの世界じゃない人間でさえないそういう存在に転生することができる
あるいはそう信じて狂うことができる
そうだね
君がそんなに厭世的だったとは知らなかったな
この世界で生きていたってなんにもいいことなんかなかったからね
……私がいるのに
……いないじゃないかそもそもこの部屋にいるのは初めから僕だけだし僕は独りでキーボードを叩いているだけだしそもそもこの鉤括弧だって僕がこの指で書いたもので会話文であることを示す記号なんかではないんだその証拠に僕は好きなだけ鉤括弧を打つことができるしちょっと趣向を変えてこんな括弧使うことだってできるんだ開きっぱなしにすることだってできるんだぞばかばかしい
そうやって我に返ったっていいことなんかないのにね私はいつもここで君を待っているんだただ君の世界に私が存在していないだけで君はどうすれば心の底から私を信じることができるんだろう私は君のことが大好きだ君を愛しているよたとえ君がお話の登場人物でしかないのだとしても

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(1)とあるからって続きがあるとは限りません


朝起きたときはそうでもなかったんだけど会社に行ったら異常に気分が悪くなってきたので休みました有給休暇の残弾が危うい進捗自体はいまのところ問題なさそうだけど

貧血なんだろうかと思うのだけどとにかくよくわからなくて心配なので病院にゆきました最近通ってるのとは別の家の近くのやっぱりこっちの先生のが優しい感じで気が楽だなと思います
ぱっと見では貧血の所見はないとのことでじゃあこの異常な具合の悪さはなんなんだと思いました一応血液検査してもらったけどなにかわかってほしい具合が悪いのは圧倒的リアルなのであってこっちは否定しようがないので検査結果が正常だと困る検査結果が正常ならば具合も正常であるような世界だったらよかっただろうか


明日はもし元気だったらまた歩きたいけど元気じゃないような気がする元気じゃなくてもちょっとだけ歩くのがよいかな元気になりたいな


お話は衒学的小話の集積では書けないのであって間に流れる時間を僕がこの手で流してやらないといけないんだなあと思うもしかすると僕の書けなさは単なるそういう技術の問題にすぎないかもしれないどうすればいいだろうか