andante

2013-09

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九月になりました今月の三十日は僕の誕生日なんですよ


これといってなにもしていませんObjective-Cランタイムプログラミングガイドを読んでいますこうやって実行時に動的にごにょごにょするプログラムまあ書けるにこしたことはないのでしょうがそんなに便利でもないんじゃないかなみたいな

夜はskypeで母の愚痴を聞きましたこの数日なんだかやる気が出なくて憂鬱だそうですはははそりゃ奇遇だね僕はこの半年くらいずっとそうだよ
感情をお金に換算して交換可能なものであるかのように扱うこと社会で生きてゆく上では必要なことなのだと思いますけどけっしてよいことではないよなあと思います感情ってのはそんな風に扱えるものではないしそれをそのように扱えるふりをすることたぶん健全なこととはいえない


明日は大学にゆきますお昼前にゆけたらまあ上出来たぶん図書室にこもって作業しつつ本を読んだりするでしょうそれならすこし前向きになれそう

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お昼から研究室にゆきました研究室というか図書室今日も快適に計算を進めながら本を読むことができました四時くらいからは計算は飽きたので本ばかり読んだりインターネットをしていましたまあまあ有意義な時間すくなくともつらくはない

夜は同期たちと一緒にケンタッキーにゆきましたそうケンタッキーが急に食べたくなったのですケンタッキー知名度のわりにあまり食べたことがないでもマクドナルドだってそういえばこの三年くらい食べていない気がするいやそんなことないか


ある言語では良い意味に別の言語では悪い意味になる言葉を水に聴かせればどうかなどという問題に頓着するのはまったくの愚問であり答えはもちろんある言語では美しく別の言語では醜い結晶ができるである使用する言語がものの見えかたに影響を及ぼすと知られたのは今を遡ること二世紀
ここまで考えて放置ちょっとほめられたのでうれしいそう書けただけをゴリ押しして無理を通す馬力がほしいですね

今日思ったのは僕は僕が日本語で思考しているように思っているけれどそれは僕が日本語しかまともに使えないからそう思えるだけであって思考してる脳の側としてはただの無機質な記号を操作しているだけなのではないかみたいなことこのことを考えると僕って誰だという問題になるけれどもでも日本語も英語も手話も言語野サイドからはなんの違いもないのかもしれないし
こないだ僕は思い浮かべることで何かを思い浮かべられる気がするのは気のせいかもしれないみたいなことを書きましたが考えることもそうなのかもしれません考えるってなんだ頭の中で考えるってなんだという声がしたような気がするそれはほんとうにそういう声がした気がしたのか騙されていないか僕が思えることがそれに限定されている僕はそういう声がした気がすることしか許されていないだけなのでは

世の中には手話でコミュニケイションをとり手話で考え事をするひともいるのだと思うと世界の広大さの前に目眩がする人間は人間同士でさえこんなにもわかりあえないこんなにも遠い僕の想像の届かない世界がこんなにも広大なのだと


明日はバイトですカウンセリングは先生の都合でお休みだけどこないだの採血の結果を聴きに行くのでやっぱり午前中に保健センタにゆきます

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ドラえもんの-99歳の誕生日ですね
僕はずっと幼いころドラえもんに会いたいと思っていてだから長生きするにはどうすればいいですかと母に訊いたらひじきを食べなさいひじきは鉄分が豊富だからと言われたのを憶えています


午前中に保健センタで採血の結果を聞いたのですがどうもいっしょにやった尿検査でちょっと糖が出たらしくまたしばらくして来月くらい血液検査をしましょうということになりましたえーってか僕大丈夫なのかこの歳で糖尿病はちょっと遠慮したいぞまあきっとだいじょうぶでしょう根拠のないものを信じるのかい

午後はバイト前回悩んでいたところをぷちぷち潰しましたが細かいところをちまちま作るのにけっこう手間取って結局全部は終わりませんでしたほとんど終わったけどこれが一番いい解法だったのかとても不安になりますでもいちばん綺麗には違いないと思うからまあいいか
あと後輩に二回ほど相談されて困難を撃墜しました先輩の面目

夜はちょっとプログラミングしていますObjective-Cのランタイムをゴニョゴニョしてプロパティ宣言から動的にアクセサを作るところ低レベル文字列操作が次々飛び出してくるのでgoogleで検索しながら殴り倒す


たとえば現実にいる人に意識が存在すると考えることと夢の中で会った人に意識が存在すると考えることこの二つはどのくらい隔たっているだろうか
現実をゼロ階の夢としよう普通の夢は一階の夢夢の中で見る夢は二階の夢だゼロ階の夢と一階の夢はゼロ階の夢は夢ではないという意味で異なっているだからゼロ階の夢の登場人物には意識があって一階や二階の夢の登場人物には意識がないそういう主張ができる
でもほんとうに現実はゼロ階の夢なのだろうかもしここが一階の夢で普段見る夢が二階の夢であったとして我々はそれに気づくことができるだろうかできないのではないかもしそうなら我々がいま直面している世界を現実すなわちゼロ階の夢とみなす根拠はどこにもないことになるそれなら実は目の前にいる人間の意識なんて夢の中で想像された意識と同じようなものなのではないか
そもそも夢の一番浅い場所ゼロ階の夢なんて存在するのだろうかただそこには夢の夢との間に夢であるという関係があるというだけでどこまでいっても夢から醒めることなどないのではないか
というようなことを考えていましたがよくわからないですでも僕は想像の中の誰かと目の前の誰かとをどれほど異なる存在とみるべきなのかよくわからなくなってしまいました目の前にいる誰かだって目に映った映像でしかないわけですそれがゼロ階の夢なのかN階の夢なのかそれは誰にもわからないはずです水槽脳仮説と近い話にも思えますね

夢と塵理論夢の中でたしかにその人物は計算されたのだから僕が夢から醒めたとしても一度発進した夢の世界は続いてゆくのではないかどこかで


明日は午前中に保健センタいつもよりちょっと早いので早起きしなくてはいけないでしょう午後は研究室ですがまあどうせ図書室昨日準ボスと議論した箇所をすこし条件を変えて再計算する感じ

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昨夜は朝の五時までコードを書いていましたいろいろ達成したけどいろいろ挫折もしたObjective-C根本的に動的であるように設計されているけれどもそのベースにあるC言語の要素たとえば構造体がヒトの尻尾のように残っていてそこが完全なメタプログラミングを不可能にしていました悔しいでもまあ一応の機能拡張には成功したと思うのでこれで満足しておこうと思います

成果物ですがしばらく寝かせてからgithubにでも公開しようかなと思いますあれ使ったことないけどひぇぇ僕もプロフィルにgithubアカウントを載せる身分になるのかね


上述の通り眠ったのは五時でしたが診察の都合で起きたのは八時でもやっぱりすこし早めに目がさめてしまいました困ります

それで診察今日はあなたの一番秀でていると思う能力はなんですかとか訊かれてそれで恥ずかしながら連想能力は高いほうだと思いますと答えましたでもこれちょっと強力すぎるよなまた無意識に見栄を張ってしまった
じっさい低いということはないと思うのだけどなにぶん知識が偏っているからほんとうはわりと普通なのが高速に見えているだけかもしれないしそもそもぜんぜんそんなことないのかもしれない僕は普通の人よりも一言よけいに言う人間だと思うけどそれは他の人が思いついても黙っていることを言ってしまうというだけのことなのかもしれない他の人とか考え出すと難しくてよくわからない

そういえば先生と話していて思ったのだけど準ボスから定期的に指示をもらうようになって自分のすべきことがつねにそれなりに明確であるようになったことで自分がどのくらい休んでもいいかもまた明確になってその分別の作業たとえば読書やプログラミングの勉強に集中することができるようになった気がします以前はなんとなく研究室にいてぼんやりしてでも研究以外のことをする気持ちにもなれないいたりしていてよくなかったそれが改善したのはよいことだったなと思いますなんだこの単純な記述は

診察のあとは大学の図書室へなんだか保健室登校ならぬ図書室登校って感じですそれで十一時ごろからコードを書いて上述の完成したのが十四時か十五時くらいだったかな寝不足で眠たかったのだけどそれはなんというか睡魔という単語にあらわされるような甘い誘惑というのではなくただただ消耗しているというような感じの眠ることさえなんだか億劫みたいな状態だったので結局昼寝はしませんでした研究のためのシミュレイションもすこししました

ラマチャンドラン脳のなかの幽霊を読み始めましたちょうおもしろいというかわくわくします僕はこんなおもしろい本があるのにいままでそれも読まずに脳梁切断がどうとか言っていたのか早く読まねば続刊も買って読まねば


夜はぼんやりしていますちょっとだけ昼間書いたコードを修正したりしたあとちょっと読みたいものとかあるけどねむたいから読まないかもしれません

明日は特になにもないのだけどまあお昼頃に研究室図書室行って本を読みつつ計算しましょうかねという感じ


僕はここにもっと思ったことを書かなければならないような気がするいつしか考えたことはTwitterに書いただけでこっちにはいちいちまとめたりしなくなってしまったような気がするけどそんなことではこの前の週末がそうだったように休みの日の日記がほんとうに内容のないものになってしまうだろうしこれから会社勤めをするようになって毎日がもっと仕事ばかりのテンプレ化してしまったら平日の日記もどんどん薄いものになってしまってもうそんな日記を書き続ける意義を見出せなくなってしまうと思うのですいまの日記がなにか意義のあるものだという話でもないのですがだから僕はもっと思ったことをここに書かなきゃいけませんそうしようと思いますそうしよう

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ほんとうは午前中には研究室にゆきたかったのですが朝起きたらとても眠たかったのであきらめました昨日の睡眠不足がこんな形で響いてきたのでしょうかねやれやれです

午後から図書室でも今日はわりと遊んでばかりいたような気がしますというかmacbookの環境整備GrowlをNotificationCenterに送ってくれるBarkというプラグインをインストールしましたうまく動いてくれて満足だけどこれどうやって各アプリの識別子かなにかを偽装してるんだろうそれとももっと違う動き方をしているのかあとTweetbot for macもすこし調整して3カラム構成を試してみているのだけどtimelineをリアルタイムで流すとちょっとCPUに負荷かかってる感じがしますねどうしよう400%中の15%くらいでしかないんだけども

研究は低空飛行ですちょっとおもしろい現象を見つけたのだけど結局いまいちっぽくてはあみたいなとりあえずちょっと精査することにしたけど

そういえばmacbook airを買いましたよく考えるとMavericks待つ理由ぜんぜんなかったし届くのは来週なので次の週末が環境整備に潰れる心配もなし月曜日にまた準ボスと打ち合わせをするので準備に集中せねばならぬのです家に置く用の電源アダプタも買ったのでこれで多少いろいろと快適になりそううきうき

明日はバイトそれが終わったら週末ですでも週末は圭様さんに勉強を教えにゆくかもしれないのでかもしれない教えにゆくのいずれにも掛かりますお酒は飲まないかも


僕は研究に向いていないというのは適正がゼロという意味ではなくたぶんマイナスなのだろうという意味だ僕はひたすら遠い星を目指して宇宙へ繰り出すことよりも最初から高さが決まっている塔を建てることのほうが合っているのだと思う品質を上げたいという願いはあっても未知へ挑もうという気概がないそういう性格にとって研究という行為はただひたすらに苦痛だったし逐一課題を与えてもらうことでなんとかできるようになりはしたけれどもだから僕には研究は向いていないのだと思う

谷川俊太郎二十億光年の孤独を買いましただけどぺらぺらと目を通してみて悲しくなりました僕にはこういった感受性というものがまったく存在しないのだとそれを思い知らされるだけなのになぜこんなものを買ったのだろうたぶん僕はかすかに期待していたのだすばらしい詩が僕の頭の深いところにある心をついに救い出すのだと息を吹き返した心ははげしく共鳴を始めついに僕の身体に血が通い始めるのだとでもそんな期待は果たされなかった勝手な言いぐさだもともと期待するほうがどうかしていたのに

血液型と性格の相関が実際にあるのかないのか僕は知りませんが血液型性格診断を非難するという行為がなにか理性を誇示する安易な手段として使われている現状は好きではないですもちろんそれによって差別したりとかそういった問題はぜんぜん別のこととして否定されなければならないのですが

そういえば先日2ちゃんねるで個人情報の流出が起こっていましたけれどもこういうできごとを根拠に匿名性を否定するというのはどうも好きになれませんそういう形式をとった小学校の授業があったそうですねだったら俺が完全な匿名性を実現してやるよというのがたとえば47氏のようなひとだったと思うのですがとにかく僕は技術というもので世界観を塗り替えるのが好きですだからほんとうになにを書いても特定不可能になるもちろんその内容によって特定されることは防ぎきれませんけれども自然言語解析によって身元に繋がる情報を自動的に攪乱するプロキシを通すというのはどうか技術というのがさっさと登場すればいいと思うしそれでインターネットが無責任な罵詈雑言であふれたらこんどはフィルタリングの技術がそれを解決するそういう風にどんどん進めばいいなと思っています素朴に
まあ匿名だからって罵詈雑言を発するというのも僕には共感しがたいのですけれどもたぶん自分の言葉が好きすぎるのでしょうね

あと祈りと願いの違いとか以上が今日思ったことでしたでした

幻脳の声がする

なんですって
私は思わず叫んでいた
ですからお話ししたとおり私には脳がないんです
脳がないって馬鹿も休み休みにしてほしいいやじゃああなたは誰なんですか
幻肢という現象をご存知ですか
聞いたことがある事故で手足を失った者が失ったはずの手足の存在を生々しく感じ痛みさえ感じるというあの現象だ
それがあなたとどういう関係があるのですか
青年はぼんやりとやや下を向いていた視線をこちらに戻し意を決したように唇をきっと結んでからこう答えた
私は事故で失った脳の幻肢……これは幻脳というべきでしょうが……それを感じているのです
私は青年がなにを言っているのかわからなかった
ええと待ってくださいもしもあなたがほんとうに脳が無いんだとしたらその幻脳を感じることもできないはずですよね幻肢というのは簡単にいえば脳の不具合なのだから
ええですから幻脳を感じているのがその幻脳自身なのです
私はだんだん眩暈がしてくるのを感じたなぜそう思うんですか
デカルトはご存知ですか
ええ知っていますともわれ思うゆえにわれあり
そうまさにそれです私の脳は私に脳があると思っているそれゆえに私には脳があるのですしかし実際には青年は薄笑いを浮かべながら自分の頭を指差すこの頭蓋の中に脳はない
ちょっと待ってくださいその日の診察はそこでお終いとなった

一週間ほどして青年がまた訪ねてきたときには私はすでに彼への治療法を見つけていた
来なさい幻肢の治療に鏡が使われることは知っているかね
ええ失った左腕のところに鏡を使って正常な右腕を映してみせるそうですね
それを試そうと思うそう話しながら私は青年を奥の部屋へと案内するその部屋にはこのためにあつらえた特別製の大きな鏡が置かれている
見たまえこれが君の姿だ
はい私の姿が見えますでも……おかしいな先生が見えませんよ
そんなはずはないちょっとどいてくれたまえ
青年はその通りに場所をずらして私に正面を譲る
なんだ見えるじゃないかそこで私もおかしなことに気づくいやしかし今度は君の姿が見えなくなってしまった
最初からいなかったんじゃないですか青年が不気味なことを言う
まさかだって現にこうしてこうして話しているそう答えるつもりで後ろを振り返るとそこに青年の姿はないおかしいなとまた鏡のほうを向きそこに映った自分を認めたそのとき私はすべてを理解した最初からそんな人間はいなかったのだといやもしや
なんてこった……私は呆然と鏡をみつめながらつぶやいたそこに映る姿はもうない私はいったい……

その声を聞くものはなく打ち棄てられた部屋に埃の積もった静寂がただ横たわるだけであった

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大人になれないことはけっして罪などではないのだと僕は残りの人生のすべてをかけてでも宣言したいと思う


昨晩は結局五時ぐらいまで起きていましたなにをしてたのだっけああなんかUILabelのこととか調べて結局うまくゆかなかったのだったまあいいさ


お昼からバイトに先週から悩んでいた部分をようやくきれいに片付けられましたよかっただけどずいぶん手間を掛けてしまった僕はほんとうに正しい筋道を通っただろうかただ自分の中のうつくしい彫刻を作りたい気持ちに流されて繊細だけど無駄に時間の掛かることをしてしまったのではないか僕が僕に要求した精密さははたして必要なものだっただろうかそういったことを思ってしまいますまあでもとにかく課題は片付いたのだしこれでずいぶんプロジェクトの進捗には貢献できたはずだ社員のひとは社員のひとで面倒な問題を相手にしているみたいだったけど

僕もバイトに入って長いもう三年半になるかななんか来年就職することをどうも確実視されているっぽいのである程度の発言力を持っているのだけどそれはほんとうは出しゃばりすぎなのではないかと思うことがよくあります僕はあまり周囲によく思われていないのではないかみんなが思うけど言わなかったことを口に出してしまうそういう人間としてとらえられているのではないかそういう疑心暗鬼に取り憑かれます反証の出来ないことを信じるのは間違ったことだましてやそれで自分を苦しめるなんて言語道断だそう思うのですが信じてしまったことは信じてしまうのであり現に信じてしまっているのでしたはあ杞憂だといいなはあ

夜はお酒を飲んでいます圭様さんたちとの勉強会は明後日になりましたなので明日はちょっと予習をしましょう高校物理の範囲ってどんなのだっけなあっ相手は高校生じゃあないですからね謎の防御
今夜はまあすこし調べごとをしたり勉強したりって感じでしょうかねはー週末だ


ある種の青色が僕にとって色覚以上の心地よさをもたらすような気がしていますたとえていうなら眼の色覚の赤緑青の三色それに加えてもうひとつの感覚があってそれが刺激されているようななにか色ではないものを受信しているようなそういう心地よさを感じます
具体的には
https://twitter.com/necocen/status/341710998916460544/photo/1
とかとても好きな青色です

昼間バイトにゆく途中で脳のなかの幽霊を読んでいたら幻肢について腕が切断されたあと存在できるなら人そのものが肉体の消滅にたえて生き延びられないことがあろうかと言ったひとがいたと書いてあってすごい想像力だなと思いましたそれでちょっとふわふわと考えて幻脳というところにきてそれでなんかお話を書きましたそれをさっきまとめ直してちょっと変えたのが
http://ofni.necocen.info/1221
ですおもしろいかどうかわからないけどとにかく書けたので公開しておきます

そのお話でも書いていますが幻肢痛というものがあってたとえば事故で身体の一部を失ったときに失ったはずのその部分がちゃんとつながっているような触った感覚があるような気がしてしかもそれが激痛をともなうという病気だそうです僕が初めて幻肢痛のことを知ったときそのあまりに文学的な症状にそれを知ったのが小説だったせいもあって架空の病気なのだと長いこと思っていましたないはずのものという構造はすこし心をふるわせる性質がありますねないはずの心が涙を流すみたいに
さっきのお話に書いてあるようなわれ思うゆえにわれあり的な存在は僕の思う幽霊のかたちに一番近いものだと思いますなにとも相互作用しないただ自分はこの世に存在するのだとただ信じているゆえに信じているもしかすると人間は死ぬことなんてなくてただそういった存在に移るだけなのかもしれないそう思うとさっき引用した幻肢について人そのものについての考察は僕の思う死生観に近いところがあるなと思いましたそれだけ

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昨晩は結局五時頃まで調べごとをしていましたCocoaPodsのリポジトリを作成して自作Podを登録するところまではだいたいできるようになったので満足


今日は十五時くらいに起きてそれから昨夜調べたことの資料を書きました書きおわってから思ったけれど僕は褒めてもらいたいのだろうなたぶんまあでもいい仕事をしたよ実際手前味噌

それから夕方はappledocとCocoaPodsの連携のことを調べていますがあんまり情報がないですふみゅん


明日は圭様さんとざくにゃんちゃんさんとで勉強会です今夜はappledocのこと調べるのもだけど高校物理の復習でもしようかね実家から参考書を持って帰ってある

やっぱり休みの日は日記が短くなりがちというか外に出て歩いたりしないと考え事をしないですからねしょうがないよね

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起きると圭様さんからreplyがきていて精神がアレなので勉強会は延期とのことなので二度寝大丈夫かしら

午後はそれで明日の相談のための資料を作ったのだけどなんか結局土壇場になって計算走らせてグラフ増やしたりしてるのこの二週間とはなんだったのか感あるしまあやる気のない作業ってのはそういうものだよねという感じはあ

そういえばそろそろ輪講発表のことを気にし始めないといけないと思うのですがあいかわらず状況はまったく改善していませんどうしようそのことを考えるとわりと精神がよくない状態になりますいやもともとよくない状態だからそういうことを考えるのかもしれないむつかしい
きっと今度も一月の時のようにどうしようもない状態になってしまうのだろうなと思うでも今度は一月の時よりもっと状況は悪い僕は結局研究でなにも成果を出していないし話すことがない
あああやっぱりこんなこと思い出さなきゃよかった頭がぼうとしてねむたくなる頭の中に苦い味が広がる苦しいはあさっさと大学やめたい大学をやめてねこに転職したいはあはああ

今日はそれ以外にはこれといって生産性のない一日でしたバイト先の社内共有ライブラリについて調べごとをしたり実際にためしに構築してみたりしましたが今日は明日の相談のことが気がかりで他のことにあまり集中できない

ああそういえば以前はCocoaPodsにはPodごとに自動でappledocでドキュメントを生成する機能があったらしいのだけどどうもその機能はCocoaDocsというサイトに統合されつつあるようですそれは別にいいんだけどmaster以外のプライヴェトリポジトリを作っている人はどうしたらいいのよという感じ一応それは考えられていてまだ途中という感じなのかなまた生まれるのが早すぎましたね


明日はまあお昼頃に研究室に行って午後に準ボスと相談それ以外の時間はまた図書室かなあ

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お昼前に研究室にゆき同期に計算ソフトの使い方を教わりながら計算を進めましたおぼろげながらなにが起こっているかはわかってきたのですがそれをどうまとめてよいやらまったく手につかないという感じです僕は研究なんてやめてしまうべきだと毎日思っています

午後に準ボスと師匠と研究の相談今日はちゃんとメモを持っていったので次回までにやるべきことをちゃんと覚えておくことができます
そういえばセミナの発表を飛ばしてもらう件について言い出せませんでしたというかほんとうに飛ばしてもらえるのかなんか無理な気がしてきたしそのこと考え始めると死にたくなるねむいねむたくなる無理だったら研究室やめようそうしようそうしようねむいねむたくなる
輪講のこともすこし相談しましたがあいかわらず先生は楽観的に考えているようでしたこわいでも前よりはちょっと話すこと思いつきそうだけどああでもちゃんと考えようとするとねむたくなる頭の中に音叉があってそれを叩いたような感じになるみゅんみゅんみゅんみゅんみゅんするねむい
僕はわかったふりをしすぎるからいけないのだと思う

夕方研究室で計算を進めながら哲学の本今朝とどいたので出がけにポストから出して持ってきていたを読んでいたら先輩たちに興味を持たれてしまってそれでひとしきりそのことについて話してしまいましたそういう空気だったのです恥ずかしいつまりってのは世界の限界なんですよだなんて僕だってなにを言っているのか全部わかっているとは思えないのにああどうかみなさん興味を持たないでください研究もしないでこんな本を読んで遊びほうけている僕を見ないでくださいああどうかああどうか
やはり読書は図書室で行われるべきなのだなと思いましたはあ研究室にいづらい

本のほうはウィトゲンシュタインについて僕のすこしだけわかっている前期のところから始めて後期までを独我論に視点を据えながらすすめるもののようでこれは楽しみだけどラマチャンドランも読んでるしなあとappleのドキュメントも読みたいからこれは言語野が三つ必要ですね言語野についてこういう数え方をすることが本質的に許されているのかよく知りませんけれども

バイト先の社員のひととちょっと議論になっていてというより僕が反発しているだけっぽいのですがほんとうはバイトにすぎない僕がなにか主張するというのもおかしな話なのではないかと思うのにそうして反論を試みてしまうのがとてもつらいですネットを介した議論では相手がこちらの主張をどの程度不快に思っているのかそれともどの程度妥当な反論だと思っているのかそういったことがまったく予想できないからああまた余計なことを言ってしまったとつらくなるばかりだ
僕はほんとうに僕の口を永遠に塞いでしまいたいとしばしば思うのだけど残念ながら僕の口は僕の管理下に置かれていない口は禍のもとと古くから^[いつ]いうが僕の口は楽しみだって生み出してきたはずと信じたいだけどそんなこととは無関係に僕は口をつぐむべきなのだと思うああ
僕は自分の主張が認められるべきなのか反論によって否定されるべきなのかを確かめたいだけでべつに人を怒らせたりいらいらさせたり不快に思わせたりしたいわけではないのだとでもそんなことわかってくれるのは僕だけだし客観的に起こった現象によってのみ判断されるべきものだしそうすると僕はやっぱり口をつぐむのが一番いいのではないか
こんなことを思うのは単に僕が人から嫌われたくないというだけのことなのだなと思うと悲しい


明日は二週間ぶりのカウンセリングとバイトですカウンセリングなんか先生が教室借りてそこで発表練習練習するとか言ってたけどまじかよやだな……バイトはそろそろ大詰めになっているはずなのですがはたしてどうなのか