0802
以前から気になっていたし、あらためて薦められもしたので「ミッドサマー」を観た。まあなんか、何考えてるかわからん人たちが何考えてるかわからん儀式をやっていると気持ち悪いですね、という感じだった。なんか良くも悪くも意味がよくわからないので、ただ不穏で不快な映像というだけだ。
不穏さ・不快さを演出する技術は非常に優れていると感じたが、それをよく味わえていないなと思った。なんというか、性欲の薄い人がアダルトビデオを観たら似たような感想になるのかもしれない。よくもまあこんなに変態行為を次々撮ろうと思いますね、みたいな。
あと「タコピーの原罪」を観た。丁寧なアニメ化という感じで良かった。まあでも、いろいろ破綻したご家庭の事情の解像度!みたいなのはあんまよくて、それよりも、複雑すぎて対処できそうもない現実というやつに、それでも手を出さずにはいられない「善」というものへの讃歌だなあという印象が強かった。善意に基づいてあれこれ考えて行動したことはすべて失敗に終わり、善意が事実としていかに無力だったとしても、その善意がそこに存在していたこと、それ自体によって救いはもたらされうるのだ。
寝ます。今日は映像をたくさん観すぎた。目を休めないとな。