andante

5570

0713

わりとボーッとしていた本を読んだり期日前投票に行ったりした


チームみらいに関してはやはり自分と比較的似たような仕方でものを考える集団が政党を結成したという事実に率直に期待をするところが大きいのだけど一方で政治活動というものが人々の声を聴く効率を良くするだけで本当にいいのかという部分にそれなりに疑問があるイデオロギー的に揉めそうな話題のいくつかのリストへ踏み込むことはおそらく意図的に回避されていてそしてまあ正直それでいいよという声も多かろうとは思うのだが議員をやるならそれだけというわけにもいくまいよという直観がある知らないけども
とはいえ彼らが実際選挙で選ばれて国会に行ってみて初めてわかることというのはきっとたくさんあるだろうから危うさを端々に感じるとしても期待はしたいかなと思う政党助成金でソフトウェア作ってほしいみたいなことはそれほど思わないけどもいやでもそれも実現したらそれなりに面白いか


言語や論理であらゆることに筋道を立てて説明できるものではないしすればいいというものでもないと今は考えているがたぶんかつてはそうではなかったしだから今の僕を見たらすこし軽蔑するだろうと思う軽蔑する理由は他にもいろいろあるかもしれないがそんなのは年老いてもはやまともにものを考えられなくなったから考えなくてもいいような抜け道やレトリックを発見するのが上手くなっただけでしかないと言うかもしれないここで連想するのも烏滸がましいがラッセルが後期ヴィトゲンシュタインに言った批判もこんな感じだなと思う

そうではないいや完全にそうではないと言い切れはしないけれどもそういうことではないこともあるのだともし彼に会うことができたら何と話せばいいのだろうということをずっと考えている

世界を何かでモデル化しますそしてそれについて論理的に可能な組み合わせを試し帰結をチェックしますそれはほとんど唯一合理的にありうる手続きであるけれどもそこにはたくさんの落とし穴が待っているモデル特に還元主義的に組み立てたモデルは重要な側面を捨象してしまっているかもしれないし論理はあくまで論理の都合で繋がっていくもので実際の現象とは繋がっていないかもしれない
しかし重大な問題として何がともあれこのモデルはつねに予測を実行可能な手続きを持っていてそして予測と比較する対象の現象は必ずしもはっきりしているわけではないこういう時そのモデルの妥当性を改めて疑うことは難しいこのような仕方で世界のありようを説明できるという強い信念がそれを疑うことをさらに難しくするそして疑ったところで他にやりようがあるわけでもない

モデル化も演繹的推論も言語化もあえて標語として言うなら手段に過ぎない手段が美しくハマって見えたときそこに引きずられずに問題にフォーカスし続けられるか見晴らしのよい視点を与えられてしまったがために目が曇ってしまうことはないのかこういうことをどう伝えれば納得できたんだろうか


寝ますなんか喉の調子が良くないこういうときたいていは逆食なのだが風邪との区別が難しい