0511
昼頃に起きて、スマホゲームやったりWebデザインやったりしていた。Webデザイン?Tailwind CSSのリファレンスを検索して書き写すことをデザインとは呼ぶまい。まあなんかそういう作業をしていた。完成度を90%から99%に近づけていく作業ってあんまりテンションが上がらないよな。99%から99.9%にする作業は逆に熱中したりするものだが。
夜は焼肉を食べた。なんとなく連休の終わりに焼肉を食べることが多いような気がする。まあ別に今回は連休ではないが。でもなんか、先週も三日しか仕事してないし、ゴールデンウィークが不甲斐ない感じだったから、今日まで飛び石連休だったような意識もちょっとある。そんなもんでいいのか?
「言語化」という営みの意味・是非についてずっと考えている。僕自身は感情を言葉にしようと手を尽くすタイプではあるし、そうすることでネガティヴな感情の落とし所を見つけるみたいな効果がある程度あるけれど、ここ数年(?)インターネットで持て囃されている「言語化」は、誰かがうまいこと表現したのがバズるというだけの現象の名前という感じがして好きになれない。お前は言語化が好きなんじゃなく言語化が好きな自分が好きなだけだろ。いや、まあ別にそれでもいいんだけど。
言語化の弊害もいろいろある。もちろん未分化な感情を顕わに書くことは必然的にディテールを捨象することだし、思い込みに囚われれば思い込みが強固になるだけだし、なにより有害なのは、言語はどこまでも届くということで、背景も何も共有されていない他人に伝わって(時にはバズって)しまうのは、無関係の多くの人に偽りの気づきを与えてしまうことだ。言語には言語のルールがあり、レトリックがあり、そしてそれは非常にしばしば誤解を生む。発言者が意図していない範疇にまで拡大して解釈されることも当然可能だし(それ自体は批評の対象として有意義でもあるが)、内容がなくとも雄弁術で納得させることもできる。納得。納得というのは危険だ。人間は何かを理解することではなく納得することを報酬として文章を読んでいる。
水みたいに飲める日本酒が危険であるように、心地よく納得できる文章も危険である(無論これもまた、納得感を増強するレトリックである)。
寝ます。