andante

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メダリスト読み始めたなるほど良いなと思った
僕の人生にこんな渇望が登場したことなどついぞなかったなという気分を久々に思い出した親の言うとおりに勉強をしたり人生のレールがよくわからんことになるのが怖くて勉強をしたりしてそうしているうちに自分は空虚だなあと思ったりそんな気分を日記に書いたこともあったような気がするここにはないしかし別の場所にはあるずっと昔の日記だ自分には何もない肉や骨や心臓ではなく紫色のボンヤリした光が空虚な身体の内側をただ照らしているだけなのにそれでも身体は動き頭は働きどうにか大学を出てそして立ち尽くし膝をつき雨が降りいっそこのまま朽ち果ててしまえばいいのにと願いそしていつまでもそうはならなかった