0715
三連休の初日。午後にTOTOのショウルームへ行った。以前にLIXILのショウルームにも行ったのだけど、内容的には大差なかった。持ち帰り可能なパンフレットがあまり充実してなかった。
帰りはレンタサイクルで帰宅した。新宿の車道を自転車で通行するのはけっこう怖いなと思った。帰ってから自転車の車道における交通法規について調べた。
物理帝国主義が話題になっていた。僕も若き物理学徒だった日々があり、その頃は多少そういう思想を持っていたとは思うが、今はあまりそうではない。
現代の物理学は確かにこの世界のありよう(の一側面)を明らかにする強力な道具だし、実績もあるし、その方法論はさまざまな分野に応用可能だとは思う。実際、多くの歴史上の哲学者たちがやろうとしてきたことは現代であれば物理学者がやっていることだろう。
でも、この世界の不思議なことはそれだけではない。この世界は客観的な出来事だけで成り立っているわけではなく、僕の心の中には「客観的に記述した瞬間に霧消してしまう」ような問題がある。それらについて手探りで語ろうとするとき、我々はなぜ通じるかもよくわからないたとえ話や、レトリックや、それ以外にパラフレーズのできない表現に頼るしかない。そういう部分が物理学の範疇になることは永久にないだろう。そういう種類の問題の探究が実世界の問題に対してどの程度「役に立つ」かはわからないが、そういった蓄積があることで心が救われる人もいるのではないかと思う。僕はそうだったと思う。
などと言うのは、いささか哲学の肩を持ちすぎだろうか。
明日はまた遠出をする。妻がしばらく単身赴任(?)をするので、借りる部屋の下見に同伴する。僕が見る必要は何もないのだが、まあそれはいいでしょう。この連休は外出の予定ばかりで気が重い。暑いし。