0303
「サクラノ刻」クリア。まあ正直美術の話はよくわからんなと思ったけど、そこはわりとどうでもいい。とりあえず、りこていさんの言葉を借りれば「読書の埃がおさまる」のを待つ。
ともあれ、良かったと思う、思うのだが、こういう良さを素直に感じるのはいまでも後ろめたい部分がある。こういう良さは、おそらくは、ある程度歳をとって、おそらくは減速して、世界と歩調が合うようになることでわかるようになってきたものだと思うのだが、それを素直に良さと感じていいのか。
僕は今でも若かった自分を怖れている。別にそれほど優秀だったというわけでもないにもかかわらず。それはもう乗り越えたと自分に言い聞かせながら、実は乗り越えたのではなく単に殺したのだと僕だけは知っている。だから怖いのだ。その高みから見下ろす亡霊の眼が。
夜更かし続きの日々もこれで一段落だ。寝ます。