0222
結婚してから3年が経った。なんか早くない?3年ってこんなものだったか。このまま進むとスッと10年とかになってしまう気がする。あんまりスッとそうならないように日々を積み重ねていきたいね。(#今日の積み上げ)
体調は幾分回復した。もう熱は出ていないが、まだお腹の調子は不穏なままだ。あまり食べないようにしている。午前中はすこし頭が重かったが、午後には回復した。
「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いがあるらしい。「あるらしい」というのは、自分自身が問いかけたことも、問いかけられたことも記憶にないからで、しかしこういうのを青少年が大人に問いかけて困らせたりしているらしい。
まず明らかに、ほとんどの国では殺人は法的に禁止されている。それは、そのような規則なしに安定した社会を持続させるのは難しいからだと答えられる。また、例外的に殺人が許容される場合(刑罰など)があることも、(怪しい部分はありつつも)一応説明ができる(独裁者が秩序の維持の目的で反抗的な国民を殺すパターンも許容できてしまうが、とりあえずは現にそうなってはいないことが多い)。
法的な問題を無視した場合、人を殺してはいけない究極的な理由があるのか、と問われれば、別にないだろうとは思う。別にないのだが、「別にない」という回答をおおっぴらに人々が語るようになってしまえば、法律だって形骸化してゆく。そうなれば、法律によって達成されたかに見えた社会の安定化の効果は失われてしまうだろう。だからこの回答は悪い回答で、つまりこの問いに道徳のレベルで正しく答えることはできない。「やめておけ」と言うことしかできないのだ。
こういう二重の回答で納得してもらえるだろうか。それとも「仮にそうだとしても、そう答えることはできない」というあたりに、大人の薄汚さみたいなのを感じとられるだろうか。