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イニニク
昼過ぎに起きたが、どうにも偏頭痛の調子が悪く夜まで呻いていた。すっごい痛いというわけではないんだけど、明るいほうを見るとしんどい、みたいな。薬を飲んでしばらくしたらよくなった。難儀な身体だぜ、まったく。
作業机の周辺を片付けた。キーボードのもう使わなくなったパーツ群をしまったり、試作の時に作った基板を捨てたりした。机の上がだいぶ片付いて満足している。満足しているというわりにはこの状態は維持されないのだが。
とはいえ、ケースの設計はここからまだ考えることがあるが、基板についてはほぼ完成といって良いだろうから、電子工作の真似事をする機会は減りそうだし、とりあえず今日片付けたものについてはしばらく出すことはなさそうな気がする。まあケースの設計に合わせて基板も作り直すかもしれないが。というか今もデバッグ用の端子がちょっとはみ出している問題があるので、どこかのタイミングではそうすることになるだろう。
相も変わらず「ぼっち・ざ・ろっく!」#12のライブシーンについて考えている。「星座になれたら」の歌詞のことは措くとしても、あのギターソロの場面が後藤さんと喜多さんとの間の強い信頼関係を示していることは明らかだろう。モノローグから明らかであるように、喜多さんは後藤さんを信頼している、後藤さんならこの状況も(「も」。cf. #8)ひっくり返せると信じている(それがどのようにであるのか、彼女は全然具体的なことを知らない!)。一方で後藤さんの内心については顕わに語られないけれども、彼女もそれを理解しそれに応えようとしたことは間違いないだろう(でなければ喜多さんが曲がりなりにもアドリブで対応した時点でそれでよしとするのではないか。彼女は自分から遊びに誘うと諸々の決定の責任が自分に降りかかるのが嫌すぎて誘えないような人間なのだ)。
こういう短時間での非言語的な意思疎通は、ライブ以外の場面で描かれる後藤ひとりという人物にはまったく不可能に思われる。ぜったい無理でしょ。いつもみたいに溶けるやつじゃん。でも、それを可能にする回路が、「一緒に音楽をやる」ということなのだろうと想像する。僕はやったことないから知らないけど。