andante

4222

1106

今日は映画を2本観てどちらもよかったのでその話をします

お昼過ぎに起きてアイの歌声を聴かせてを観に行きましたこれはTwitterでちょっと評判でなんかこうステレオティピカルなAIものとは一線を画した出来だと聞いたので観に行っためちゃめちゃよかったこうまあ僕も別にAIもののSF作品にそんな造詣があるわけでもないのだけど一昔前までのAIって結局はヒューマニティの噛ませ犬みたいなとこあって好きじゃない作品が多かったんですよね機械知性が人間っぽくなるのは成長じゃねえ小説だとそうでないのもけっこうあってたとえばアイの物語とか好きなんですが映像でなかなかそういうのがなくもちろん僕が知らないだけの可能性は大いにあるんですがそういうわけで映像でこんな風に機械知性が機械知性にしか見えない景色を見てヒトがそれを受け入れているのは新鮮に感じたこれがもはやすっかり人間より高性能になったAIのいる2020年代の当たり前なのかもしれない気がつけばテレビの囲碁中継にもAIによる形勢判断が表示されている

夜はGEOで借りてきた薔薇の名前を観たこれは原作が好きで映画になってると聞いたのでいつか観てみたいと思っていたものこれもよかった原作が現代の碩学であるところのウンベルトエーコが中世の修道院のリアリズムと現代的なストーリー性を高度に統合した傑作なわけですが映画もリアリズムには非常にこだわっていてそこに映像ならではの説得力が加わっていて非常によかったしかしリアリズムということは要するにおたくのための映像という話もありなので監督のコメンタリーによれば歴史的繋がりのあるヨーロッパではヒットしたがアメリカではあまりウケなかったらしいまあさもありなんという気はする


さて今日はそういうわけでずっと映画を観ていた気がする満足して寝る