0712
月曜日で、なんか会議が多い日だった。開発は少しは進んだけど、やはり元のコードが手をつけられないほどランダムに書かれており、辛い。歴史の長さで説明できることもあるけれど、シンプルに初手を間違えている部分も多い。こういうのを一掃する仕事をしたかったが、その機会は訪れなさそうだ。アイデアだけならいろいろ出てくるんだけど。
夜はゲームしてた。ゲームしてる平日の夜ってめずらしいな。たまにはいいね。
日本語というだだっ広い空間があって、僕はその中を歩いているのだけど、そこそこ年をとってきた僕は、おそらくはもう全然新しい土地を切り拓いたり迷い込んだりはしないんだろうと思う。なにしろ僕が書くようなことを過去の僕がすでに書いている可能性はどんどん高まっていくし、冒険するだけの蛮勇は失われていくだろう。そうなったとき、それは1つの大きな(あるいは小さな)棺桶になり、僕はその壁を中からなで回すだけの存在になるだろう。それは怖い想像だ。
マクドナルドの椅子は座り心地を悪くすることで回転率を上げている、みたいな話はみんな好きだと思うけど、それは排除アートとかなり地続きの理屈だ。もちろんマクドナルドが本当にそんなことをしているのかは知らないし、マクドナルドが店舗をどうしようが勝手なのだが。こういうのは「気の利いた解決策」としてもてはやされるけれど、単に間違った問題を美しく解いているだけのように思える。そう、それは美しい。しかし間違った問題のはずなのだ。退会ページを見つけづらくするのと同じだ。この3つはどれも似たような風に頭の回る人間がそれらしくプレゼンして採用されたんだろうなと思う。そういうのを問題解決だなんて呼びたくはないが、べつに彼らは問題解決のために雇われているのではないのかもしれないし。
解ける問題を端から解いていくことは貪欲法と呼ばれ、一般には最適解をもたらさない。こういうのもいつかエーアイが解決できる課題なんだろうか。
明日は面接。緊張するね。