0610
なんか会議ばっかりの日だった。最近なんか僕が参加する意義が特にない会議に立場上出ているみたいなことが多い気がする。なんとなく僕が認識してたほうがいいようなことってのはいろいろあるが、たいていは僕が知らなくてもいい。もしかすると僕がやったほうがうまく行くこともあるのかもしれないが、たいていは僕がやらなくてもいい。
夜は飲み会をやった。まあ付き合いでやってるが、飲めばそれなりには楽しい。でもまあ、べつにやんなくてもいいな。
最近は性交同意年齢についてインターネットが盛り上がっている。そのかなりの部分は、そもそもが成人男性と年端も行かぬ少女が性行為をするというのがおぞましいという話や、実際のおぞましい体験談で占められているように見えるが、個人的にはそれらの強い反発はこの問題をより慎重に考えるべきであることを示す兆候でさえあるように思える。そもそも、べつに法で禁じたからってそのような行為が消滅するというわけではないのだから、結局その基準年齢は他の法律との整合性やその他のバランス感覚によってしか決めることはできないはずで、いかにそのような行為がおぞましいかを力説しようとも判断に強い根拠を与えることにはならないだろう。というか、そもそもおぞましさだけを根拠に何かを処罰してはいけないのであって、あくまで法全体を貫く一貫した態度から当然に導かれるという建前は守らなければならないだろう。でもみんなそういうことにはあまり関心がなく、それらの行為のおぞましさや、それらを擁護する試みの一切のおぞましさを非難し、無意味なレッテル貼りに終始している。お気持ち民主主義だ。
近親相姦が合法でない国はいくらかある。それは一般におぞましいことであるだろうし、性的虐待の一部であるケースも多々あるだろうが、それでもそれ自体を違法行為とするのは違うのではないかと思う。それと似たような話ではないかと主張したら、僕もやはり認知が歪んだ小児性愛者だと断罪されてしまうだろうか(あるいは、何もわかっていないから勉強して出直せと嘲笑されるだろうか)。そういうの、建設的とは思えないのだけれど。
明日は休みじゃ。少しお出かけしたり、のんびり過ごしたりしよう。