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朝8時から会議があって、就業規則改訂案について質疑応答をした。全体としては指摘した不備や要望が結構通ったという感じで満足があるが、そもそも僕がこうして細かく指摘するのが最善だったのかは自信が持てない。
労働者代表としての振る舞いのバランスがまだよくわからない。労使関係というものには長い歴史があるのだろうとは思うけれど、僕はあまり知らない。一応知識としては持っていることもあるから、労働者の権利は最大限守られるようにしたいが、そもそもそこに本業以上にリソースを割くのは本末転倒だし、僕が独りで闘ってもそれに護られたい人などいないのかもしれない。単なる不備を過剰に責めたくはないが、慣習だからと押し切られるのも避けたい。そういうことを最大限実現するにはどういうバランスをとればいいのか、もう少し時間を掛ければわかるのかもしれないけれど、やはり時間を掛けたくない。僕は結局いつもバランス感覚の問題ということにしようとするな。バランス感覚にもバランス感覚がいる。
本業は今日もそれほど進まず。とはいえ肩の荷が下りたので先週末よりはましだった。ここから予定通りに時間を取れればなんとかなるのではと思うが、予定通りに時間を取れたことなんかないよなとも思う。最近仕事のこの手のままならなさがどんどん増大しているような気がする。コアタイムは全部会議になっちゃうしな。コアタイム外に会議を極力入れないようにしたらコアタイムが会議で終わる問題、もう少し考えたほうがいいのかもしれない。
加速度センサーが常に下向きに9.8を示しているのを、「常識」と言われると少し反感を抱く。僕もiPhoneの加速度センサーを使ったことはあって、ああこれ重力かあとは思ったけれど、よく考えると重力が加速度センサーに検知されているのは自明なことではないと思う。なにしろ我々から見るとセンサーは加速していない。「重力加速度」というのは、重力に引かれている物体の加速度のことだというのが高校物理までの説明だと思うのだけど、それが静止して見えるセンサーの検知する加速度だということには直ちにはならないのではないか。結局のところ(たいていの)加速度センサーは力を検知しているのだ、という話を挟まない限りは。それに、力を検知する以外の方法で加速度を測定することもできるのではないかと思うが、その場合は重力の影響は受けないのではないかと思う(知らないけど)。
そのあたりのことをすっ飛ばして「常識」みたいにするのは、それはほんとにちゃんと考えたの?とか、いくらなんでも相手を馬鹿にしているだけでは?という気がしてしまう。「科学を振りかざす」みたいな表現には噛みつくのに、単に人を馬鹿にして「科学がわかってない」と言ってしまうというのは、ちょっと賛同しかねる。科学を名乗るときのそういう「感じの悪さ」もまた、批判していくべきではないか。
さて寝ます。残業時間が制限ギリギリになってきたので明日は少し遊んでから出勤するつもり。余裕ないんだけどな。