andante

1995

1012

あらゆるフィクショナル美少女たちはそれ自身が僕と彼女との絶望的な隔たりを示す記号でもある


起きたときはちょっと具合よかったのだけど結局同じでした37.0℃前後いったいこれはなんなんだ単に持病が悪化しただけなのかそれにしたってもう三日も放置しているし余計まずいことになってはいないか金曜日のうちに病院に行っておくべきだったのだがその時点では熱はなかったし単に貧血だと思っていたのだ……実際まだそうときまったわけではないでも単なる風邪で微熱が三日ってこともないだろうそれなりにおとなしくしてたんだからとっくに下がっているべきなんだそう考えるとやっぱりなにか深刻な事態なんじゃないかと心配になる……

そう具合が悪いのは別にいいのだよくはないけどただ仕事に出られるかどうかだけが不安だ金曜日にも休んでしまったし余裕のあるスケジュールとは言いがたい……そんな状況で何日も休むなんてとても僕にはできないそんなこと言ったって実際動けなかったらそうするしかないんだ怖い不安だ助けてくれ

そうして不安になったとき僕はいつもそれを言葉にすることで忘れようとしてきたように思う書くことは僕の中に野放図にわき起こる思念たちを縛り付け制御する術を与えてくれるような気がする言葉にすることは言葉にならなかったことたちを消去することでもある

物語に救われるみたいな話がときどきある僕にはよくわからない畢竟僕には物語というものがわからんのだろうなとも思う物語素片みたいなものそういう雰囲気は感じられるような気がするけれど物語を物語としてその大きな力に身を任せるようなことは僕にはついにできなかった僕を救ってくれた言葉があるとしたらそれはこうして書かれた不安たちでそれは僕によって書かれるということでしかその力を行使できなかったものだそれはあまりにも言葉そのものの力で誰かのために使える力ではないように思えるそうではないかもしれないけれど僕のメンタルが窮まっていた時期はこのblogの読者数が比較的多かったという事実もある


明日はできるだけ早く起きて金曜日の血液検査の結果を聞いてそれから定例の病院を一日早めて行ってそれでどうなるかはわからないけれど……もちろん一番望ましいシナリオは僕が気がかりな夢から醒めるとまったく元気になっていることなんだけどそんなこと無邪気に祈れる気分じゃないもちろん朝起きることなく息を引き取るのも歓迎だけど痛いのは嫌だな自分でも気づかないのがいいああそれはなんという贅沢か

世界中の人間が一人残らず安楽死すればいいんじゃないだろうか反対する人なんかいるんだろうかなんのためにひょっとして生きてて楽しいんだろうか