andante

1986

1004

僕が幸福になるためにはものすごい幸運に恵まれるか僕が信念体系を変更するかしか手段が残っていない気がするのだが前者は望み薄だし後者はアイデンティティにかかわる

ものすごい幸運よ来たれでなければ甘き死よ来たれ


お昼に起きて本を読み夜はaとßと夕飯を食べましたお魚おいしかった途中で具合悪くならないか心配だったけど大丈夫だった行く前はけっこう具合悪くなっててこれはやめたほうがいいのではと思ったのだけど行ってみたら案外元気でしかし戻ってみると微熱らしくよくわからない無事にやりおおせたという安堵感だけがある

fが東京に戻っているよと話したらじゃあ今度みんなで飲もうということになった楽しみでも僕とaとfでどんな話をするのかいまいち想像がつかないよね


頻繁に具合が悪くなるのは心因性なのではと最近は疑っている特に人と会う約束の前にひどくなる傾向があるしのだけど実際に会ってみるとそれなりに元気になることとどっちが気のせいなのか僕には判別がつかない僕の身体はいったいどうなってしまったんだろう僕はもうわからない病院にどうなってしまったのかもうわからなくなってしまった科みたいなのがあれば行くのにと思う自律神経失調症というものがあるらしいと最近知ったのでそれを疑ってはいるのだけどこの病名は日本以外ではあまりメジャではないらしいので実在するのかよくわからないと思う

世界は気から


微熱があるのはなんなんだろう風邪なのだろうかあまり風邪という感じはしないのだがただちょっとふらふらするのが気のせいなのかしかしふらふらすることに気のせいもなにもなかろうとも髪が乾いたら寝るそれまでは本を読むエピローグものすごい勢いで途方もない概念が繰り出されてくるのでわけがわからなくなっているこれに追いつけるのはいつのことになるやら


大人になることの一部は道徳を適切に身につけることと同義なのだがそのやりかたとしてそれを天与のものとして自然に自明に感じられていることに気づく人となんとか正当化する術を見出す必要があった人とがいるような気がしているのだが前者なんて実は存在しないのかもしれないとも思う
道徳は本当は天与のものであると信じなければならない正当化が可能であっては意味がないものでだからその正当化云々についてあからさまに語ることは不道徳なことだそれでもその正当化が必要な人がいてあからさまに語られることのないその正当化を探す必要があるのだと思う