0507
具合はすこしよくなりつつあります。熱は下がった。録画していたアニメを観ました。そろそろものが食べられる頃合いかしら(食べても気分わるくならないかしら)。とりあえずこれから夕飯を調達します。
そういえば連休前に会社で申請したアプリがリジェクトされたそうです。でもこれは交渉次第っぽい(逆に交渉してダメなようなら致命的だ)。とりあえず返信したらしいので回答待ち。
高校の卒業文集に「この高校に来た意味なんもなかった」みたいなことを書いている人間がいた。彼とは同じクラスになったこともないし話したこともなかったけれど、落ちこぼれということでそれなりに名が知られていたように思う。僕はそれを見て笑っていた。僕自身も成績は下から1/4くらいだったから、親しくしている人間には落ちこぼれが多かった。でも僕は彼らの同類ではないと漠然と思っていたし、実際僕は現役で国立の大学に行った。
でも今は思う。僕はあの大学に行った意味などなにも無かったのではないか。僕は結局そこで何にも出会わなかったし何も見つけられなかった。自分の進む道を決めることを拒絶し続けて、精神の調子を崩しながら命からがら卒業し、友人がいるからというだけの理由で決めた大学院も中退した。今はよくわからない小さな会社(これもダラダラと続けていたバイトをそのまま社員にしてもらっただけだ)で将来への不安におびえながら働いている。そんなの別にあの大学に行かなくたってできたことだし、あの高校に行かなくたってできたことだ。僕に糊口をしのがせているのは、学業をおろそかにしながら片手間に覚えたプログラミングの技術だけで、それらを獲得するのに学校は必要なかった(もちろん、受験のために勉強したことが役に立っていることは確かだろうが)。
ときどき夢想する。いま僕が卒業生としてあの高校に行ったら、そこでは僕はもう完膚なきまでに落ちこぼれなのだろう。初めて名前を聞くような大学に浪人して入ったと噂で聞いて、以来消息を知らない彼らと、今の僕は同じようなものなのだろう。そう思うと情けない。自分のダメっぷりとプライドの高さが。いつか僕もなにか逆転できるのではないか、そう思うことも時々ある。彼らもそう思っていたのだろうか。今頃どこでどうしているのだろう。