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仕事は不具合対応とかしてた。検証チームから報告された不具合はたぶん今のところ全部直しているんだけど、普通に露骨にバグっているのを見つけたので考え込んでいる。これ、まあ例によって僕も違法建築に加担してはいるんだけど、どうしてこうしようと思ったの、という頭抱え感はある。というか、まあこれに関してはたぶん僕の思いつきでもあると思うんだけど(さすがに僕のオリジナルだとは思いたくないが)、Reduxを前提にしてView側を完全にステートレスにしているはずなのに、「以前の状態」を参照して何かを変えるロジックを書いているのはダメだよね。うーん、意外と大工事になりそうな気がするな。明日腰を据えて取り組む必要があると思う。がんばろう。
Amazonとか、App Storeとかに顧客が書いている「レビュー」を読むと、こう、現代の公教育は、いくらなんでも「自分の意見を簡潔に丁寧にわかりやすく慎重に伝える」という技術を蔑ろにしすぎているのではないか、という気持ちになることはある。ただ、教える側だってそんな技術を持ち合わせてはいないだろうし、それなら仮に入学試験でそれを問うたところで結局無意味なのではという気もする。難しいよな。僕ら読書感想文はいっぱい書かされましたけど、作文の方法を教わった記憶なんかないものな。
「はてしない物語」のKindle版が出ているのを知って、すこし驚きました。僕もまあ、今や電子版で読める本はほとんど電子版で読むようになっているけれど、でも、でもあの本は、それではいけないんだ、と子供だった僕が駄々をこねる。あの本は、あのあかがね色の装幀の重々しい書物である「必要がある」んだ。それをKindle端末で読んではダメなんだ…… そういう気持ちが、どうしても起きる。そんなのはそれこそ古くさい「読書体験」でしかない、それはわかるけれど。
こういう、媒体の特性にまつわる体験を効果的に物語に組み込んでいる作品って、たぶんいまだとビデオゲームにはいくつかあるのだろうなと思う。電子書籍でそれを実現できる日は来るんだろうか(僕が知らないだけかもしれないが)。
明日もリモートワーク。もう一週間近く会社に行っていないことになります。快適だ。ただタイミングよく買いものに行かないとお腹がすくので、着替えたりする必要があるという意味ではまだ不自由だな。十分だが。