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仕事の前に病院。頭痛については、とりあえず危険という感じではなさそうなので様子見でよいのでは、とのこと。指先が痺れたりするのは腱鞘炎かも、とか。どんどん身体が年寄りになってゆきますね、心もおじいさんだし、つらいですね。
仕事は順調とはいえない感じ。Jenkinsでビルドできるように設定をしようと思ったのだけど、CocoaPodsがなんだか足を引っぱったし(あまりうまくないworkaroundで対応)、ひさびさにリリースビルドに失敗するコンパイラバグを踏みました。エラーメッセージがほぼノーヒントなので二分探索で原因を探したのだけど、リリースビルドでしか発生しないので原因特定のためにはリリースビルドを繰り返すしかなく、そしてそれは一回四分掛かるので(これでもましな方だが)時間が湯水のように流出する。二時間掛かった。
僕が今朝目覚めるまで、世界なんてなかったんじゃないかと、やっぱり思う。言語や記憶は世界の終わりも始まりも記述できないから、昨日寝る前にも世界があったようにしか思えないし書けないけど(逆にほんとうにそうでなかったと思ったり書けたりするならばそれは嘘だ(だからこの文もけっこう嘘しか伝えることができない))、実はそんなことはない。あるいは、昨日の僕にも昨日の僕が生きた世界があったと言うのならば、僕でないあなたにも僕でないあなたの生きる世界があると言わなければならないのではないか。
暗闇の中、ひとりの少年がとぼとぼと歩いている。死んだ目というほどではない、暗い顔をして、ぬるま湯の憂鬱に腰まで浸かって歩いている。彼は下を向いたまま微笑んでいる。微笑みは友好の印だと、誰かに教わった気がするから。しかしここには誰もいないし、下を向いた彼の表情は誰にも見えない。
僕があの少年を救ってやる、天から差す光の一条!金色の絵筆が暗闇を切り裂いてゆく。そうなったらどんなにか素晴らしいだろう!待っていてくれ少年!僕が、僕だけが君を、正当に憐れむ資格を有するのだ!だから僕が君を救おう!どうか待っていてくれ!