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昨晩はmacbookにXAMPPをインストールしたり開発環境を整えたりしているうちに遅くなってしまってあまりコードを書けませんでした。おおまかな構想は立ったのですこしコードは書いたけれど。Controllerはこういう感じでいいのよね、と思ってみてよくわかりません。そういえば、今回はHTML5を使うのかしら。wtbmで使ったし今回も使ってもいいのかも。CSS3の表現力は気になっているしね。
お昼に起きて実家に戻りました。新幹線の中で数学の勉強がまあまあ捗りました。
有限群$G$から$\C^\times$への群準同型$\chi:G\longrightarrow\C^\times$について、$\chi$の像が$\{1\}$でないならば
\[
\sum_{a\in G}\chi(a)=0
\]
である。
なぜならば、ある$b$があって$\chi(b)\neq 1$とするとき、$H=\{e, b, b^2, b^3, \dots\}$は$G$の部分群であり、しかも$\chi(b^i)$は1の$N$乗根それぞれであるから$\sum_{a\in H}\chi(a)=0$。あとは、$G$の元のそれぞれが$H$による剰余類$cH$に属することから、
\[
\begin{align}
\sum_{a\in G}\chi(a)&=\sum_{c}\sum_{d\in cH}\chi(d)\\
&=\sum_{c}\sum_{f\in H}\chi(cf)\\
&=\sum_{c}\chi(c)\sum_{f}\chi(f)\\
&=\sum_{c}\chi(c)\cdot 0
\end{align}
\]
となり、ゆえに0となる。
ウィトゲンシュタインがその著述スタイルについて言及しているのを目にするたびに「わかる〜」と言いたくなる。彼もまた、きちんとした構成を持った長い文章を書くのを苦手としていたように見え、実際に彼の著書は箇条書きや断章の連続という体裁をなしている。彼がその種ではない文章を書くのを、ただ彼に向いていないと考えていただけであることは諒解しているけれど、僕はそこに多少の共感、あるいは類似性を見いだしてしまう。(僕が長文を書けないことを「ウィトゲンシュタイン・スタイル」と呼んでみたり、というあからさまの冗談をここで表明したとしても、僕がそれを避けることはできないだろう)
後期の彼の主張についてすこし読んでいます。彼が(特に「論考」に対して)批判しているのは、言語活動の「本質」が「各人の中にある心的活動」に求められる、という図式らしい。それはまあ、ラッセルがああいうことを言いたくなる気持ちはわかる。哲学をなにか重要な真実を暴き出す営みであるととらえる限り、ウィトゲンシュタインがそれを否定したことは後退にしか思われないだろうから(そしてそれをいま読んでいる僕もこれからどうなってしまうんだと手に汗握っている)。
言語的行為のいっさいの背後にある「本質的な」心的過程、というのは、そもそもの図式が間違っている、あるいは誘惑に負けた結果現れたものである、という話なんだと思う。そういう誘惑に負けると、なにかの気持ちを表現する言葉の背後には対応する心的状態がある、という誤解が生じ、それは自分の心の中にだけある、「『この』気持ち」(が存在するのだ)なのだ、という誤解へと繋がる、という話なのだろう。なるほど、私的言語を批判しようという流れがすこし見えてきた気がする。
夜はかに鍋を食べました。イージーモードのかにだったので簡単に食べられてよかった。
それから母にiPadの使いかたを指南しました。カメラで撮った写真をiPadに転送して絵を描く資料にしたい、とのことだったのだけど、カメラの無線LANモジュールがあまり安定しないようだったのでパソコンを経由する手法を明日考えることになりました。まあ、僕なんかはなんだかんだでそういう母艦がある運用のほうが心持ち安心します。僕もこうしてobsoleteになってゆくのか。
あと、母が3年くらい前から僕のTwitterアカウントを認識しているという非常に厳しい事実が明るみに出たので非常につらい気分です。いや、まあ、親に見られて致命的にまずいようなことは書いてないと思うけれど、なんというか、3年間それを黙っていて、この3年間僕の前に現れたあなたはWeb上での僕を知っているあなただった、ということを僕だけが知らなかったのですね、というところがちょっとつらい。そういうの、別に隠すつもりはないんだけど教えてほしかったな、というような。いや、まあ、でも向こうも悩ましいところではあったのだろうけど(偶発的に発見したようだったし)。ううむ。
まあ、3年も見られていた(あるいはべつに見られてなかった)なら今更なにか変えることもないでしょうし、別に気にすることもないのだけれど。
さて、明日は多少blogの改修を試みたい。基本的なルーティング機構を設計しようかな。そんな時間がどこから出てくるのかは謎ですが。あーでも実家にいるからにはお昼には起こされるのかな……