0422
昨晩「テキスト9」を読みおわりました。うまく読めていませんけれども、凄いものが頭の中を通り過ぎていったような感覚があります。うーん、どこで意味が混入したのか、というような話だと思っているけど、よくわからない。
こういう読書体験をするたびに、僕は本を読むということができていないのだな、と思います。僕がやっていることは、書かれている言葉の並びからいろいろと連想しているだけのことで、それは当たっていることもあればそうでないこともあるけれど、いずれにしても僕の想像できることでしかないのです。ほんとうは、そこに書かれている文字列をきちんと解析し解釈し、頭の中で操作的に理解を組み立てなければならないのに。そうすることでようやく自分には思いつけない思考を頭の中に持ち込むことができるようになるのに。
たぶん僕はずっとこんな本の読み方をしてきて、それに慣れすぎているのだと思います。そしてそれができる人は多くはないのでしょう。僕がずっと本を読むのが速いと言われて育った、その意味がやっとわかったような気がします。普通の人はどこかでそんなやりかたでは立ちゆかなくなって、正しく本を読む訓練をするのでしょう。
ともあれ面白いのでちゃんと理解したいです。しばらく寝かせればそのうち沈殿した理解を拾い上げることができるかもしれません。それは僕の思考がそこまで追いつくのにそれだけ掛かるということ。そういう本も、ときどきあります。
今日はお昼から仕事。またPHPUnitでテストを書いていました。一応今日で納品なので、明日からは不具合報告の対応なのかな。もしかして今週の残りはちょっと余裕あるかも。勉強したいな。
あと上司と面談をしました。昨期の僕の評価と来期について。新しい技術に慣れるのが速い、との評価だそうです。フムン、比べたことないからよくわからないですね。あとプライヴェトな話として、運動を勧められました。うーん、やはりなにかしたほうが良いのだろうか。漠然とした危機感はあるのだけど、どうも実際にリソースを割く気になれずにいます。でもやっぱりこのまま歳をとると洒落にならない程度の不健康に陥るのではないか。うーん。うーん。
そういえば、会社の人と飲み会とかで話していると、みんな意外と他人の仕事ぶりとかについていろいろ思っているのだなーと思うことがよくあります。意外と、というのは僕がそういうことをぜんぜん考えないからそう思うのですが、とにかく僕はそういうことを気にしたことがあまりないです。正確には、真面目に検討されるべき対象として気にしたことがない、という感じでしょうか。もちろん他人に対して(特に一緒に作業をする人に対して)いろいろ思うことはあるのですけど、はっきりいってそれらの感想はあまりに一面的で感情的で不合理なもので、蓄積して検討する対象にすべきものとは思っていません。それに、自分がそれに立脚してなにかを主張しようと思えるほど正当な評価というものは、僕にはできないと思っています(人を見る目がないですからね)。あるいは、そんなことをしたいと思っていないのかもしれません。別に他人がどんなに立派でも愚かでも、僕には何の関係もないですからね。
とりとめもなく終わります。お風呂に入って本を読みましょう。最近はプログラミングから離れて本を読む時間がとれていて嬉しい。ラテン語も勉強しなくちゃ。