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ほとんどなにもしていません。
永井均「ウィトゲンシュタイン入門」読了。
よくわからないところが多かった、というのが感想です。意味盲と相貌盲について(だっけ)の議論とか、ほとんど意味がとれませんでした。ウィトゲンシュタインの独我論のことはなんとなく浸透してきた感じがあるのですが。
たとえばデカルトの「我思うゆえに我在り」に対して「それ我無くても言えるよね」と応じるのがウィトゲンシュタイン的なのかな、と思っています。デカルトのやろうとしたことはデカルト本人には意味のあることだけど、それ以外の誰にも意味をなさないし成功しない(または自明なことしか言っていない)、そういうようなことなのだと思っています。まだきちんと書けないけど、とにかく「示すことしかできない」というようなことの雰囲気は感じつつあります。
言語ゲームのことについては、とりあえずこの本に書いてあることはだいたいわかったかなあ、という程度です。その意味するところとか影響する周辺のことはよくわかっていません。規則を生きる、というようなことはわかりました(それでも信じたいことが僕のなかにあるような気がします、それの正当化の可能性は認知科学のほうにあるのか、それともそれらはまったく別のレイヤですれ違っているのか、それはまだ考えていません)。
僕にはすでにウィトゲンシュタインがいるけれども、ウィトゲンシュタインはそうではなかったのだなあ、と思うと、ほんとうにものすごいことを為したのだ、このひとは、と思います。僕はすこしでも哲学と呼べることをしている/したことがあるのだろうか。
あ、あとこの本、哲学をしたことのないひとに向けて、と書いてあるけどわりと哲学の用語をどんどん使っているのですこししんどかったです。僕の不慣れでもあるけど(というか僕はこの手の文章を読むのがたぶん下手すぎるのだ)。
さて、今夜は夜更かししないつもりです。明日は四限とかあるけど面倒だなーと思っています。それに研究室で買ったタブレットPCの納品日がたしか明日で、それで僕に電話が掛かってくると思うので、いた方がよいのかな、とも。いずれにしても動くのは午後ですが。