andante

2012-10-20

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打ち合わせは無事終了なごやかなムードただ僕の感触としては微妙でもっと食いついて欲しかったかなというそれだけ安心されているのかもしれませんけど僕自身はすこし方向性に行き詰まりを予感しているので指示を仰ぎたかったというところもまあ準ボスとかと相談してゆきましょう


準ボスに博士課程への進学を勧められましたちょうど今学振の亜種みたいなものの応募期間になっていて同期がそのための書類を揃えているのですが君は出さないのというただ採用されると博士課程への進学を確約しなくてはいけないらしくて僕はそれはちょっと躊躇われると思っているので出さないつもりですそもそも修士一年にそんなことを決めさせるのはちょっと邪悪というものではないかねと思いはします

昨日もすこし書きましたが僕自身は研究という活動にあまり向いていないように思っていますでもそれは別に向いていないことを三年よけいにやるくらいで特に問題は無いことであってそれよりもカリキュラムとしての博士課程が僕はとても恐ろしいと思っているというのが本心なのだと思います研究室の英語セミナ発表が半年に一度回ってきたり学科の輪講が年に一度あったり博士論文を書いたりそういうことが僕にとってはものすごく大きなストレスになっていて耐えられる自信があまりないなと思っています(なにしろ初めての英語セミナの前の取り乱しっぷりといったらなかったですからね)僕はそういうことをちゃんとできるほどsocialな(?)人間ではないのだと思いますそして大学の博士課程は明らかにそういう人間を許容しないでしょう(輪講に出なければ留年しますからね)

こういったこと一度きちんと相談して対処すべきなのだと思いますとにかくボスたちは僕が博士課程に進むことがよいことだと考えているようだし(これはほんとうにいろいろなひとに言われるそのいくらかは単に僕が社会不適合者であることの婉曲表現なのだとしても)僕としたところで就職してうまくやってゆける気もあまりしません(ソフトウェアエンジニアになることは悪くない選択肢だといまは思えます(実態をあまり知らないのですが))せっかく構築した人間関係をたった二年で刷新してしまうのもそれはそれでストレスですし研究だって二年しかやらないのはつまらないという予感もあります(だってもう1/4が過ぎているのです)そういうことを総合した結果として僕がどうすべきなのか僕にはちっともわかりません考えるのもつかれてしまったところがあります僕はどうすべきなのでしょう

まあでもいずれにしても就職活動というものはしたほうがよいのだと考えていますその意味でそれより以前に進路を確定させてしまう件のプログラムは僕にとって適していないと思いますそうやって人生を決めるのも悪くないのかもしれませんが僕にとってはそれは不幸へ繋がる道だと思います


僕が相手の主張に対して言葉を尽くすのはその主張を論破して変えさせたいのではなくただ相手が僕の主張を変えようなどと二度としてこないようにするためにそうするのですあなたが考える程度のことは僕も考えていますなぜあなたはその程度の議論で僕の判断が変わると考えたのですかというそういう態度です


僕は(まだ)忘れられていないしその見込みも(まだ)ない


食べもので遊ぶなという主張があって僕もかなりのところ共感するのですがこの主張を表明することそのものはあまり好きではありませんこれはあくまである一つの道徳(?)体系における命題であってそれを共有しないひとには意味をなさないものだしそれを変えさせることはできない(または何らかの範疇を超えている)と思うからです
常識というのは大きめのローカルルールでしかなくただそれが大きいというだけで常識とされているというのが僕の立場ですそしてそれを正当化(一般化)して見せているのはそれが多数派であるという一点のみであり直接の対立の起こる接点においてその多数派性には価値がないと考えます(とうぜん集団としての意志決定の段階ではやはり多数決が採られるのですが)だから価値観同士の対立の場においてそれが多数派であることを根拠に相手の価値観を攻撃することはできないと思っていますそれは実際には行われており支持はされます

類似して考えているのは水からの伝言の内容を科学的には間違っているとしても道徳的によい話なので教育などに用いることに問題はない/良いというものでたとえどんなに(自分にとっての)道徳的によいものであってもそれを正しい主張とすべきではないのではというようなことです

僕は多数派の敵であるということをこの数ヶ月で明瞭に認識しつつあります多数派の意見に賛同できない機会が積み重なるにつれてそれはとりもなおさず自分が少数派であることを意味しており少数派は多数派と敵対するほかありませんそういうわけで僕は多数派の敵です実際には多数派が少数派を無視することに反発していますそれとそもそも(過半数というほどの)多数派など存在しないとも思います局所的に自分を多数派に組み入れてゆくひとたちの集団
少数派が多数派に押しつぶされないためには少数派が少数派として多数派から独立して干渉しないようにするほかないのではないかと思っていますそれが断絶しかないの意味です
人間は互いにはわかりあえないということをあまりにも簡単に忘れすぎると思いますそういう幻想は機能しうるとしても適用限界というものはありそれを越えれば破綻しますそれのための断絶です

なんか今日は妙に長々と書きましたねなんだこれ


夕方に薬局にゆくついでに本屋によって順列都市を買いました六年くらい前にλに貸したっきりで手許にないままで別に返してもらうのでもいいのですがたぶん彼の引っ越しのときにどこかにしまったままなのではないかなと思うので買い直すことにしました貸してたせいでイーガン再読週間から漏れたりしていてほとんど覚えていません(当時きちんと理解したという感覚もないし)読みます楽しみ

明日はfとまどマギの映画を観ます前編後編両方観るのかな(そんな時間あるの)後編だけかもしれませんそれから元気だったらお酒をのむと思います