七月三十日ですけど!
やはり僕には物語は書けず、そもそも読むことさえできないのだと思う。そういうことができるような仕方で世界と相対していないのだと思う。
高校の卒業文集没案小説をリメイクしたいと思ったけど救いようがない。でも、書いてやりたいなと思う。jのために。
ここに線路がある。線路はどこかの街へと繋がっている。そういう風にして線路は街を連れてくる。一方で、どこまでも続く線路はどれだけ動かしても全体に変化は生じない。この先にも前にも街はない。ただ大地と呼ばれる平面の、無限遠と呼ばれる場所から線路が一本延びている。そういう絶望的な希薄のなかに、彼は消えてしまったのだろう。一度だけ来た列車に乗って。
夢の中でみた夢の中でみた夢が…と辿っていったどこかの先がはじめの世界であった場合に、それは構造的に醒めることのできないような夢である。
そのような種類の夢は、一般的に現実と呼ばれる。
シュレーディンガーの猫は、猫側から見た場合にのみ確率一で猫が生存している。無限小の確率で女の子に出会う男の子と、確率一で男の子に出会う女の子。逆も可。
自分が話しているのを録音して聴くとオタクぽくて殺したくなりますね。口がなければいいのに。そしたら選び抜かれた綺麗な言葉だけで生きていけるのに。
日記します。
昼からSと会いました。ひさしぶりです。会ってインドカレーを食べたり喫茶店でだらだらしたりカラオケに行きました。僕は歌いませんでした。マイクが嫌いなのは、あんな風に増幅されると自分に対してごまかしが利かなくなるからだと思いました。
明日は花火を観にゆく、でしょう。まだ場所とか未定ですが。
これからλと夕飯。