andante

2308

0819

仕事の前に病院相変わらず予約なしだと平気で二時間待ちとかになるのたぶん平均的な事態ではないし転院を検討すべきっぽいけどめんどくさいので検討しない二時間待つのは別に本を読んでればいいし今日ちょっと遅刻したけど


仕事は計算機巫女業batchnormのbeta項が一部分だけドンドン大きくなってしまうのは要するにその後weightを掛ける時にその部分がdominantに効いているということでつまり一部の次元しか必要じゃないということなのかもしれないなのでモデルのチャンネル数を減らして挑戦してみたりもともとちょっと大きすぎる気はしていた今のところそういう挙動は消えたのだけどオートエンコーダの表現力が落ちてしまった難儀なものである冒頭に巫女業と書きましたが今日は比較的巫女度低く科学度高めでしたね

あと勉強会でTensorFlow for iOSとかBNNSの話をしましたけどまあなんかあんまりちゃんとしゃべれなかった気がするやっぱり発表は苦手なままですそしてそのことに少し安堵する自分がいるのだ


たとえばこの世界の中にある計算機によって一つの世界をシミュレイトしたとするこのときもし計算機が理想的だった場合はシミュレイトされる世界とこの世界とは関係を持たないことも有り得るしかし実際にはそうならないだろうたとえば計算機の微細な回路に電流が流れるときそこにはほとんど無視できるであろうにせよ有限の電磁場が発生しそれは隣の回路の電流にも影響を与えるだろう

その影響はほとんどの場合シミュレイションの結果に影響を及ぼすことはないだろうしかし特定の条件下あるいは確率的にでは影響を及ぼすかもしれないそしてその特定の条件はあるシミュレイション状態に対応することになるだろうつまりある状態$A$とそれによって惹き起こされる状態$B^\prime$とが理想的なシミュレイションでは起こり得なかった形で連関することになる一方理想的なシミュレイションならばここでは$B$になるはずだったとしておこう

シミュレイションを内側から見た場合$A$と$B^\prime$との間に法則性を見出すことは通常のシミュレイション内物理学の範疇であるそしてシミュレイション内物理学の営みにおいて$A$と$B$との間に法則性を見出すことと$A$と$B^\prime$との間に法則性を見出すこととを区別する術はないだろうだから当然彼らは$A$から$B^\prime$へと遷移するような基本法則を探求するそれはもうこの外側の世界の物理学と繋がっている彼らがそう考えることは絶対にないだろう限りなく段差に見えるなめらかな急変を発見することはできるかもしれない我々が物体の輪郭をはっきりとした境界だと思って暮らしているように

理想的なシミュレイションの場合そのようなことは起こらないだろうしかしそんなものは存在しないあるいはあまりにもどこにでも存在する