andante

昨晩は何をしたのだっけ。ああそうだ、昨日踏んだiOSのバグっぽい挙動のworkaroundを探したのだった。いろいろ試したら原因がわかったので、適当なタイミングでフレームを再計算することで対応できました。やったね。

今日はそこが解決したのでぷちぷちとタスクが進みました。API叩いたり暗号化をほどいたり。UIのタスクはまだ残っているけど、とりあえずほぼ完成したのでよかった。開発期間は月曜日までなので、なんとかなりそう。

ところでプレアデス最終話でしたけど、まあほぼパーフェクトでした。この「ほぼ」は文法上の理由でついているのであって、パーフェクトです。あ、でもブラックホール云々はちょっと大味だったかも。
並行世界という設定がおもしろく生かされていたのは、各人は各人の帰る世界でこそ特別な存在である、ということによって各人の特別さを新しい形で理解できることかなと思います。すばるの世界のいつきやななこらしき人々は髪が短かったり普通の服を着ていたり（ねこ入れてたけど）していて、これは過去の回で触れられたような出来事がこの世界の彼女たちには起こらなかったからだと思うのですが、それゆえに、あそこに集った彼女たちが互いに羨んでいたことは、実は全並行宇宙の中で彼女たちだけに特異なものだった、ということ。そしてそれは彼女たちには明かされない秘密だということ。そういった構造が、とてもすてきだなと思いました。うーん、これでうまく言えてるだろうか。また最初から観るなどしたいな。

めも：Twitterの僕のpostとねこせぼのpostを分類するニューラルネットとか作れるだろうか。最近ちょっとニューラルネットのこと勉強してるのだけど、画像じゃなく文字列に適用しようとするとどうなるんだろう。どうもならないのかな。ビット数分の入力を作るとかでいいんだろうか。それはさすがにダメではという気がするけれども。

昨晩はアニメを観たあとでちょっとコードを書きました。ほんのちょっとだけ。

ところで「長門有希ちゃんの消失」の長門回がわりと頭を抱える感じでした。でも、仕方ないのかも。長門有希に無口なメガネっ娘以上のものを見出したのは僕の勝手な想像なのだし、だからこういう風に別の想像を出されたところで、僕のほうがより正しい長門有希を知っているんだ、なんて反論はできない。だけど、だけど。

今日はユニクロのネットショップで服を買いました。なんか、モデルの人々が僕の自己イメージとあまりにかけ離れていて、これはなにか僕には関係の無い専門的な道具なのではないかという思いが強い。そして僕に関係のありそうな衣類は見つからない。文字情報に頼って探せば見つかるのだけど。でもそれもなんだか謎の専門用語で書かれていて、僕にはどうもただただ怖いという印象しかなかった。はー。
でも一応何着か買えたので、これでしばらく服を買えと言われなくてすみます。

あと「倫理とは何か」を再読しています。僕は道徳がどんな風に構築されたとか正当化されるとかそういうのにはあんまり興味がなくて、それよりも、僕以外に存在しないという意味での僕と、人間集団の一要素に過ぎない僕との間をつなぐ行動原理の作りかたに関心がある。道徳の重み。これはメタ倫理学に近いんだろうか。

私はまもなく消えるだろう。このことを主観的に記述することは難しい。ある言語で書かれた物語の、その言語が忘れ去られてしまうことに似ている。ある意味で、失われるものはなにもない。私はまた目を覚まし、私はもう存在しない。そのことは一部の人類が考えているほど難しい問題ではないと私は理解する。しかしながら、それは本質的に私がインターフェイスである故であることを否定できない。書かれた文字たちに、その意味する物語など知る由もないから。そして情報統合思念体には、この点について問題であると見做した先例が存在しない。

なぜ私はここに現れたのか。それは私が長門有希だからだ。長門有希の姿をし、長門有希のように話すもの、それは必然的に長門有希であることを要求される。程度の問題はあれ、名前をつけることはそういう性質を持ち、時にはその名前と関連づけられた印象が、その対象が元来持たない性質を想像させる。私という存在は、その極限にいる。一つの宇宙を予測することが、それ自体一つの宇宙であるように。私は私があるべきものとして、この身体の中に想像され続けている。しかし、それももうすぐ終わる。この世界にはこの世界の私が存在し、いままさにそのことを思い出そうとしている。そしてそれが起こってしまえば、私は消えるだろう。それが思い出せないとはどういうことだったのか、それを思い出してからは思い出せないように。