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h.b. > ß
具合が悪い具合が悪いと思いながら夜更かしをしました。眠るのが怖かった。眠ると朝が来る。朝が来ると休日が始まる。休日が始まると休日が終わる。そして月曜日が近づく。僕が体力の回復に使える時間は限られている。眠るのが怖い。とまあこういうロジックだったわけです。あと本を読んでいました。「SF暮らし(略称)」を読みました。
今日はぼんやりと本を読んでいます。OS自作プロジェクトの準備とかしようかしら。
文章を、お話を書く、書きたいと思う、ということについてすこし考えました。たぶん、僕にとってそれはカラオケで歌うようなものなのです。僕は自分の声が好きではないから、カラオケで歌うことを楽しいとは思いませんが(嫌いです)、自分の書く言葉はすこし好きなので、自分の言葉を書くことは楽しいと思います。けれど、だれもが自分のオリジナルの歌を持ってはいないように、僕も語るべきお話は持っていなくて、ただギターを習いたての若者のように、短いフレーズをそれらしく書いてみて、なかなかそれらしいなと満足し、いつかなにか自分のお話を書いてやるんだと憧れを抱くのです。
小説を書きたいという想いはすっかり色褪せたように思われます。僕にはべつに書きたいお話なんかないということ(要するにただカラオケで歌いたいだけであるということ)がようやく身にしみて感じられるようになったということでしょう。それはきっと健康的でよいことだと思います。
一方で、これは「書かない」ではなく「書けない」である、ということも忘れてはいません。要するに技術的な不足なのです。僕はまとまった長文を書くことがぜんぜんできなくて、それは訓練で改善されるべきことのはずです。だからいつか僕はそういった訓練を自分に施して、それでなんでもいい、べつに想いのこもったお話でなくても、ただ体裁の整ったなにか一作でも書いてやりたいと、そう思って、「人生は長い」のハンコを押して引き出しにしまってあります。