0228
午前中カウンセリング、午後研究室。ゼミは発表者都合で延期。
カウンセリングは休学の話。あまり内容は思い出せないですが、まあそう悪くもないんじゃないの、みたいな。それに纏わる懐疑とか。
最近だと医師の診察よりこっちのほうが僕の思っていることをきちんと言えている感じがあります。診察、短い。
あと認知行動療法の説明を受けました。思考の偏向を明確にして修正する、みたいな話で、たとえば「自分は他人に変なやつだと思われているのではないか」みたいな恐怖感から対人関係そのものが怖くなっている場合、いろいろなひとに話しかけてみたり(場合によってはわざと変なふるまいをしたり)することで「意外とみんな気にしてない」ということを理解してゆく、というもののようです。要するに対人コミュニケイションの模型を修正する試みなのだと思うのだけども、そこで「意外とみんな気にしてない」と判断する(判断できると思う)のは、素朴すぎるというか、それもまた一つの向こう見ずな誤謬ではないかと思うのです。単に相手が気を遣ってそう思わせないようにしているだけ、という可能性を排除できないし、実際に自分が逆の立場にいたらそうする可能性が高い。にもかかわらずこの操作によって模型を改変できてしまうのは、「騙されている」と呼ぶべきことだと思うし、できてしまう人間は騙されやすいのでは、とも思う。脆弱性ではないのか。
結局、この方法が適用可能なのは、もともと対人関係に不安など抱いていない、適切に振る舞うことができる自信のある人間で、彼らはそれによって自分の自信をより強固にすることができ、それは確かに(まったく不要な)治療として機能するが、そうでない、対人関係に懐疑の精神を持ち込んでこじらせてしまうような人間(治療の必要な人間)は、余計に混乱してしまうだけなのでは、という気がした、わけです。むろん一定の成果はあげられており、いくつかの点でこの推測は間違っているけれども。
しかし、「個人差」に逃げてしまう態度はあまり好きではないな、と思いました。分類、しようよ。
午後は研究室におりましたがやる気があまり出なかったので結局お昼ご飯を食べてすこし居眠りをして帰りました。そろそろ学会のための計算に戻らなくてはいけません。あと休学のことをボスたちに相談しなくてはならないのですが、なかなか決心がつきません。というより、なんと言っていいのかよくわかりません。
明日はバイトです。その前に休学の書類をもらいに行こうと思います。しかし、なんだって学校を休む休まないでこんなに悩まなくてはいけないのかね。