andante

2015-10

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圏論の歩き方読みました読んだは読んだけど半分くらいはぜんぜんわからなくてただおもしろそうな感じに酩酊しただけであった圏論的論理学のこととか圏論的量子力学とのアナロジーとか残りの半分は定義を紙に書いたりしながらなんとなく雰囲気はわかったのでそれはそれでよかったしでもわからなかったパートがもうちょっと簡単だったらよかったのになあとも


朝起きたらOSXのEl Capitanが来てたのできゃぴきゃぴしましたいまのところ特段おもしろいことはないけどこっちでもシステムフォントが変わっただんだん好きになってきた気がするけどやっぱり数字の2と7とがジオメトリックすぎる気がする慣れかなあ

仕事は比較的順調ただロジック部分の仕様が地味にちょっとよくない可能性が出てきたのでちょっと修正が必要かもどう直せばいいのかまだ考えてないけどあと現実的な使用でどの程度問題になるかとか
あとそろそろCoreDataとかAPIとかと向き合わないといけない時期なんだけどAPIは来週まで来なさそうだしもうちょっとUI詰めておこうあとロードが遅いのをいいかげんなんとかしたい半分は地図が悪い気がするけれど遅延ロードできないかな


今夜はこれからビューティフルマインドを観ますアポロ13はどうした

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こんな体験はおありだろうかあちらにあったはずの満月がなぜかこちらで笑っている新作を買ったはずなのになぜか本棚に既にあるケーブルを挿す向きを何度も間違えたこともあるかもしれないそんなことが起こるはずはないのに

これらはみな勘違いではなく世界が頻繁に書き替えられていることの証拠ださっきまであちらにあったはずの月はさっきまであちらにあったしあなたがまだ買っていない本をあなたはまだ買っていないただそれがちょっとした気まぐれでこちらで顔を出してみたり本棚の隙間に芽を出したりするようなこれがそういう世界だというだけの話だ


昨晩はビューティフルマインドを観ましたおおむねよかったナッシュがちゃんと格好良く描かれていたし映像全体も説得力がある感じだったIQ三千那由多各位はなんでもかんでもパターンを見出したりしないように注意しましょうパターンが見えたらメンタルへ


仕事はまあまあ順調ただ面倒なところがたくさん残っているしちょっと困った不具合が見つかってしまったしうーむという感じ不具合の件は週末にちょっと調べてみようかなと思う


今夜はアポロ13でも観ようかなと思います明日はまた散歩に行こう先週と先々週みたいに馬鹿みたいに歩くつもりはないのだけどでもそうしてもいいかもしれない風邪気味なのがなおってほしい


薄いタオルケットいちまい薄暗い部屋に夕陽君と僕ねこねこ

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昨晩はアポロ13を観ましたまあよくできているけど普通という感じしかし現場の人たちすごいなあと思う突然のトラブルに冷静に対応できるってのは硬く積み上げられてきた知識と訓練の賜物なんだろうな僕はそういうトラブルには遭いたくないそりゃみんなそうだろうけどさ

あと寝る前にちょっと考えたら仕事で見つけたバグが直せたのでちょっとコード書きましたなんだあんなに複雑なことする必要なかったんだ


昼過ぎに起きてふらふらと歩きました最初は湯島聖堂に行ったのだけどそんなにおもしろくなかったというかあれ何
そこからまたふらふらと歩くと雷門があってえっ浅草ってこんなところにあったのという感じマジで広義徒歩圏じゃん別に用はないので雷門の写真だけ撮って通り過ぎたけれど
もっと先にゆくと隅田川があったので川沿いにしばらく歩きましたスカイツリーがすぐ近くに見えたえっスカイツリーってこんなところにあったのあれってよく見ると下のほうは軸対称じゃないんですね
帰りはちょっと疲れたので地下鉄で帰りましたこないだほど歩いたわけじゃないんだけどな12kmやっぱり具合悪いのかな

帰ってからは円城塔のエピローグが届いていたので読んでいますなにこれおもしろいじゃないこうだよこう途方もない概念を軽い感じでドンドン出してくる感じいい


夜になってfから電話があっていろいろ話をしました彼女から結婚について訊かれていろいろあったそうです人間が大人になってゆくなあという感じ
独りぼっちで暮らしていると独りでいることの寂しさばかりが心に降り積もってゆくけれど独りでいることは気楽であることなのだとそれを同じくらい享受してもいるのかもしれない気づかないだけで


さて明日は夕方にaとßと夕飯です先週みたく具合悪くなったりしないといいんだけどだいじょうぶかな喉がちょっと変かももう寝よう

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僕が幸福になるためにはものすごい幸運に恵まれるか僕が信念体系を変更するかしか手段が残っていない気がするのだが前者は望み薄だし後者はアイデンティティにかかわる

ものすごい幸運よ来たれでなければ甘き死よ来たれ


お昼に起きて本を読み夜はaとßと夕飯を食べましたお魚おいしかった途中で具合悪くならないか心配だったけど大丈夫だった行く前はけっこう具合悪くなっててこれはやめたほうがいいのではと思ったのだけど行ってみたら案外元気でしかし戻ってみると微熱らしくよくわからない無事にやりおおせたという安堵感だけがある

fが東京に戻っているよと話したらじゃあ今度みんなで飲もうということになった楽しみでも僕とaとfでどんな話をするのかいまいち想像がつかないよね


頻繁に具合が悪くなるのは心因性なのではと最近は疑っている特に人と会う約束の前にひどくなる傾向があるしのだけど実際に会ってみるとそれなりに元気になることとどっちが気のせいなのか僕には判別がつかない僕の身体はいったいどうなってしまったんだろう僕はもうわからない病院にどうなってしまったのかもうわからなくなってしまった科みたいなのがあれば行くのにと思う自律神経失調症というものがあるらしいと最近知ったのでそれを疑ってはいるのだけどこの病名は日本以外ではあまりメジャではないらしいので実在するのかよくわからないと思う

世界は気から


微熱があるのはなんなんだろう風邪なのだろうかあまり風邪という感じはしないのだがただちょっとふらふらするのが気のせいなのかしかしふらふらすることに気のせいもなにもなかろうとも髪が乾いたら寝るそれまでは本を読むエピローグものすごい勢いで途方もない概念が繰り出されてくるのでわけがわからなくなっているこれに追いつけるのはいつのことになるやら


大人になることの一部は道徳を適切に身につけることと同義なのだがそのやりかたとしてそれを天与のものとして自然に自明に感じられていることに気づく人となんとか正当化する術を見出す必要があった人とがいるような気がしているのだが前者なんて実は存在しないのかもしれないとも思う
道徳は本当は天与のものであると信じなければならない正当化が可能であっては意味がないものでだからその正当化云々についてあからさまに語ることは不道徳なことだそれでもその正当化が必要な人がいてあからさまに語られることのないその正当化を探す必要があるのだと思う

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みんな〜ねこを助けてるか〜い


エピローグ読みましたヤバいものが通り過ぎていったという感じはあるのだけどそのヤバさをどのくらいちゃんと理解できたかというと厳しい書けたから書いてあるものたちはそれはそれでいいんだけどそこじゃないはずだよなとは思うしかし物量に圧されている寝かせる

ところで屍者の帝国が公開されているそうですが映画館に行くのが不安途中でお腹痛くならないかとかなので躊躇していますそれになんか映画ってすごい疲れる気がするしうーむ自宅で観られるようになるのはいつごろかしら


仕事はいまいちバックエンドについての検討会議をしたのでそのあたりに着手できるようになったのはよかったけどわりと真っ当に風邪っぽい気分だったのでなかなか効率は上がらず明日はもうちょっと元気だといいんだけど


死なせないだけならワクチン一本で足りるかもしれないけれど生かすのにはそれなりに土地と資源が必要でその非対称性はこれから人類を不幸にするのではということは思う二億人が救われるのは喜ばしいことかもしれないが地球がその分大きくなるわけではない


努力というのは我慢と混同される傾向がありみんなが一生懸命努力することでみんながつらい目に遭いしかし状況は悪くなるばかりだ

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昨晩はレトリック認識を読んでいましたレトリックの本だけあってか文章もとてもすてきです私が口をつぐむときはその沈黙さえも日本語である私たちは日記すら常套語を工面しながら他者のことばを引用するようにしか書くことができないそういえば書くということが真実存在しているのだろうかというのはこれペンの問題意識でもあった


お昼から仕事真っ当に風邪い実装はまあまあ順調に進むのだけどWebAPIのリトライ絡みのことを有耶無耶にし続けているツケが回ってきた気がするまあまだ余裕あるうちに回ってきてくれて助かっているのかもしれない明日もこのことを考えるでしょう


精神の工合が今よりずっと悪かったころは心の中を覗き込むと満天の星空のようにきらめいてそのひとつひとつがそれぞれに苦しみを背負い込んだ言葉たちだった僕はそのひとつひとつを指差すだけでひとりでに一連の表現がするすると流れ出てきたものだったでもいつからかもはやそうではなくなって心の中を覗いても光沢のないのっぺりとした膜のようなものが僕をぶよぶよと拒むばかりでなにも書くことはできなくなってしまったそのことがよかったことなのかどうか僕はよくわからずにいる


ノーベル賞なんか待ち時間が長い感じになっているらしいのだけどまあ偉大な発見が年に一個ペースとは限らないもんなという話なんだろうと思うその点年齢制限のあるフィールズ賞は偉くてどんなに偉大でも出さないものは出さないと言うことができるまあ年齢制限だけじゃだめかもしれないけどあと数学者人口とか

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そろそろこのblogもフォント変えたいよねとは思うそういえばリニューアル計画というものが半年以上前にあったはずなのだけどうーん歳のせいかな


今日も異常に具合が悪い夜は比較的元気なんだけどなうーん単なる風邪ならいいんだけどそれほど風邪って感じでもない気がするよくわからない早く寝るべきだ

仕事は順調ただWebAPIとの連携がまったく手つかずなのが心配ですなんらかのモックを書くとかで進めるべきなんだろうかただインターフェイスさえ明らかでないのでそれもしづらいのよねうーむ


昔から作文が苦手だった言葉は僕のはずなのに僕でないものを書こうとするのがどうしても嫌で不安だったそんなとき言葉は初めて会ったみたいによそよそしく頼りないものに見えて僕は広がる真っ白な平面を前にただ立ち尽くすことしかできなくなってしまうこうして僕のことを書くときならば言葉は僕の指先をしっかりと支えてくれる頼もしい指先でいてくれるのに

もっと僕は僕でないものを書けるようにならなければならない僕でない場所を僕でない時間をその向こう側の僕でない誰かをでもそんなことほんとうにできるんだろうか言葉はこんなにも僕なのに何が書かれていようと書いてあるのはつねに言葉だと言いたくなるでも言葉が僕であると思っているのは僕だけなのだだから言葉を使って書くかぎりそれは僕ではないのかもしれないでもそのことは僕にはちょっとむずかしいと思う

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クリスピークリームドーナツ絶対バンド名だと思うスリーピースの


目が覚めたときは比較的気分がよかったのだけど振り返ってみればいつもと大差ない感じでした具合がよくなったのか慣れたのか僕にはもうよくわからない

美術の物語が届いたので最初のところだけちょっと読みましたこういうのもわかってゆきたいそういう態度こそが著者の批判するところなんだよ


お昼から仕事まあまあ順調Google Maps SDK for iOSはけっこう柔軟に描画できることがわかったAndroidはそれほどではないらしいそれでいいのかGoogle
通常フローがだいぶ整ってきたのでだいぶそれらしい見た目になってきましたがんばろう


生きることはしんどいことだとあたりまえに思うようになっていたのはいったいいつの頃からか

Writing to be me (1)

書いているそれは常に真となる命題だ書いているという文はつねに書かれているから


指先から滑り落ちる感覚がそのとき僕のすべてだった

ぺしゃんと音がするあるいは音がしたことを思い出す電車で本を読みながら寝ていることは珍しくないけれどそういうときはたいてい本を落とさないように膝に置いてから寝るから読みかけの本を落としてしまうことは珍しいいつもより疲れているのだろうかという思考が走り落ちた本を拾うべきだと提案が上がる車内はなぜかがらんとしていて午後三時の東京には似つかわしくないだから当然これは午後三時なんかじゃなく東京なんかでもないのかもしれない


こんな風に話は無闇な設定をまとって複雑になってゆく多くの場合それは僕の手癖によるがこの場合は単に乗客を書きたくなかったというだけの理由による人たち人々そもそも世界にどんな人がいたのか僕はすでに思い出せない知っていたこともないのだと思うほんとうに

そもそもなぜこんなことを書き始めたのだろう僕はもっと救いを求めていたはずなのだが救い


なに書いてるの
なんでもないけど……ちょっとしたお話
どんなお話
どんなというものでもないけれど言語が重要なんだ言語と僕たちが言語に書かれた存在かもしれないってこととそんなことぜんぜん問題じゃないってことと
でも私たちが書かれただけの存在だったら私たちが考えたりしていることをほんとうに考えているのは私たちじゃないってことになるよねそれは困らない
そこが重要なんだつまりね僕たちが考えたりしているときのこの感じ徹頭徹尾世界のありように決められたものかそんなものとは無関係にあるものかどちらかでしかないけれどもしも前者なら世界が全部書かれているんだからそこで起こる問題は書き手がいることとは関係なく起こるし後者なら書き手がいることなんて初めから関係がないんだこれは決定論と自由意志の関係にも似ていてつまり僕たちは自由だしそうでないふりをすることなんかできない
世界が書かれているってことは読まれてもいるってことだよね
そう読まれているということがまさにその世界を成立させているんだ書かれていることではなくてね逆に読まれることさえできればこの世界は違った形でも有り得る

るてれ読読くはあ
い伸語てまみる正るそ
てばりいれ手︒しいし
いしかるたが書いはて
るたけこ僕読き読あ僕
︒指てとがん手みなは
少先いをこだがかた語
ながる本うもなたはり
く︑︒当しのにで読始
とこ目はてがを︑むめ
もう隠知い読書そ︒る
︑ししらるまいこ読︒
そてをず︒れたにんあ
うあし︑そたの一でな
祈なて暗しもだつした
ったお闇てのとのまに
てのそに僕でし世え向
い額る向はあて界ばけ
るにおか読りもをそて
︒届そっま︑︑つれ︒

君がなんの話をしているのかぜんぜんわからないよそれに任意にランダムな記号列から適当な読みかたを見つけて意味を取り出すことはそれほど難しくはないんじゃないかな
もちろんそうだだがそれでは意味がない実際に読まれたとき読み手の中に世界が生まれるんだ世界をつくるのは書き手じゃない読み手なんだ
そうやって不可知の読み手に不可知の言語で伝えたいことなんてあるの
あるさもし読んでもらえるならそこで僕は違った存在になれるこの世界じゃない人間でさえないそういう存在に転生することができる
あるいはそう信じて狂うことができる
そうだね
君がそんなに厭世的だったとは知らなかったな
この世界で生きていたってなんにもいいことなんかなかったからね
……私がいるのに
……いないじゃないかそもそもこの部屋にいるのは初めから僕だけだし僕は独りでキーボードを叩いているだけだしそもそもこの鉤括弧だって僕がこの指で書いたもので会話文であることを示す記号なんかではないんだその証拠に僕は好きなだけ鉤括弧を打つことができるしちょっと趣向を変えてこんな括弧使うことだってできるんだ開きっぱなしにすることだってできるんだぞばかばかしい
そうやって我に返ったっていいことなんかないのにね私はいつもここで君を待っているんだただ君の世界に私が存在していないだけで君はどうすれば心の底から私を信じることができるんだろう私は君のことが大好きだ君を愛しているよたとえ君がお話の登場人物でしかないのだとしても

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(1)とあるからって続きがあるとは限りません


朝起きたときはそうでもなかったんだけど会社に行ったら異常に気分が悪くなってきたので休みました有給休暇の残弾が危うい進捗自体はいまのところ問題なさそうだけど

貧血なんだろうかと思うのだけどとにかくよくわからなくて心配なので病院にゆきました最近通ってるのとは別の家の近くのやっぱりこっちの先生のが優しい感じで気が楽だなと思います
ぱっと見では貧血の所見はないとのことでじゃあこの異常な具合の悪さはなんなんだと思いました一応血液検査してもらったけどなにかわかってほしい具合が悪いのは圧倒的リアルなのであってこっちは否定しようがないので検査結果が正常だと困る検査結果が正常ならば具合も正常であるような世界だったらよかっただろうか


明日はもし元気だったらまた歩きたいけど元気じゃないような気がする元気じゃなくてもちょっとだけ歩くのがよいかな元気になりたいな


お話は衒学的小話の集積では書けないのであって間に流れる時間を僕がこの手で流してやらないといけないんだなあと思うもしかすると僕の書けなさは単なるそういう技術の問題にすぎないかもしれないどうすればいいだろうか