0713
昨晩は「紙の動物園」を最後まで読みました。中国の人のSFなんだな、という感じの作品がいくつかあったのはよかったです。
仕事は暇だったので勉強会の準備をしました。あとひさびさに閃輝暗点が出たので難儀しました。頭痛はそれほどひどくなかったけど。
今日は気力がないので書くことがありません。今夜は本を読むのと、数学もちょっとやると思います。
こういうことを繰り返し思うのは単に僕がちょっとしたうつ状態にあるというだけなのかもしれないのだけど、やっぱりもう人類は意識とか消してしまって文明なんかやめにしてみんなで寝ようよという気分が強くあって、そんなにエントロピーを減らすのが大事ならそういうのに効率的な機械とか作って勝手に宇宙の塵を集めてたらしいじゃない、それでときどきすごく複雑な数学的構造を反映した21cm線パルスを飛ばしたりして、余所の星のSETIみたいなのに観測されたりするの(「WOW!」)。もうそれでいいじゃん、なんだって意識なんてもの飼ってなきゃいけないんだよ、こんなの進化の途中でちょっと便利そうだからって生えてきただけじゃんか、それがこんなにしんどいんだから、そんなのはやめにしてさ。だってもう2015年なんだから、こんなポンコツに問題解決を任せなくたって機械のほうが上手くやってくれるよ、きっと。うん、やめやめ。こんなのやめにしよう。ね?
僕はもうだめだ、僕はもうだめなんだと繰り返し思う。客観的には僕はまだだめじゃないんだろう。なんといっても仕事があって食うのに困ってないし、必要だと思うものはだいたい手に入る。だから僕はまだだめじゃない。頼めばそう教えてくれる人だってきっといるだろう。でも、僕はもうだめなんだとしか思えない。こんな人生をあと何十年も続けて、それだけでも気が滅入るのに、僕はきっとこれからもっともっと弱くなってゆく、元気でなくなってゆく、それはもうどうしようもなく真っ暗だと思う。真っ暗。僕はもうだめだ。僕はもう真っ暗。もうだめなんだと思う。もうなにもする元気がない。そんなことはないだろう、毎日仕事にも行っているし時々本も読む。僕はもうだめだ。そんなんじゃないんだよ、僕はもう僕がそれらをなんのためにそうしているのかよくわからない。よくわからないという想いに足をとられそうになる。真っ暗だ。なぜ僕はこんなことになってしまったんだろう。理由ってなんだろうか。単に僕がそういう人間だったということ、僕がそうなるままに任せていたということ、そんなことをわざわざ理由と呼ぶのなんて、ばからしい。真っ暗だ。僕はもうだめだと思う。なぜかわからないけどそんな気ばかりがする。そんなことばかり考えているうちに僕はもうだめになってしまうと思うけど僕はもうだめだと思うのをやめられない。実際もうだめということにしたいと思う。僕はもう諦めたのに、試合だけが終わってくれない。そんなのって聞いてない。僕はもうだめなのに。僕はもう真っ暗なのに。こんな風に弱音ばかり吐いているのは情けないみっともない姿だと思うけど、僕はもうだめなのだし、僕はもうだめなんだから、仕方ないと思う。僕はもうだめだ。僕はもうだめだとこうして書いているあいだがいちばん心が安らぐ。落ちつく気がする。僕はもうだめだと思う。なぜそう思うかというと僕はもうなにもする気になれないからです。仕事だってちゃんとしているしときどき本も読むけれど、そんなことをしているのは単にそうでなければいけないような気がするからなので。僕はもうだめなんだと思う。学校に通うのもこんな感じだったと思う。本当は行きたくなんかなかったけど、休むのはもっと勇気のいるしんどいことだったから、僕は学校に行ったと思う。いまもそんな感じだ。だから僕はまだあきらめてはいないのかもしれない。ちゃんとこうして生きていればきっといいことがあるってまだ思っているのかもしれない。だから仕事にも行くしときどき本を読む。本を読むと僕はだめじゃないことをできているような気がする。でもそんなのがときどきひどくむなしい。僕はもうだめだと思う。真っ暗になるんだ。ねむたくなってきた。でも眠ると明日がくるし、明日は明後日につながっている。ねむい。僕はもうだめだ。もうおしまいなんだ。僕はもう二度と幸せな気持ちにはなれないと思う。僕がそう教えてくれる。僕はもう二度と幸せな気持ちにはなれないし、そもそもそんな気持ちになりたいなんてもう思わないんだって教えてくれる。僕はそうだと思う。僕はもうなにもしたくない。僕はもうだめだ。もうなにもしたくない。もうなにもしたくないしなにも思いたくない。助けてほしいともあまり思わなくなってきた気がするんだ。もう手遅れだと思う。僕を助けてくれようとする人はみんな最後にはさじを投げてしまう。僕はそうだと思う。それにもう僕は助かるとかそういうのもよくわからないし、なんか考えたりしなきゃいけないのかな、それは面倒だと思う。もうなにも考えたくない。ひんやりしたコーンスープがのみたい。