andante

2014-12-31

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昨晩はmacbookにXAMPPをインストールしたり開発環境を整えたりしているうちに遅くなってしまってあまりコードを書けませんでしたおおまかな構想は立ったのですこしコードは書いたけれどControllerはこういう感じでいいのよねと思ってみてよくわかりませんそういえば今回はHTML5を使うのかしらwtbmで使ったし今回も使ってもいいのかもCSS3の表現力は気になっているしね


お昼に起きて実家に戻りました新幹線の中で数学の勉強がまあまあ捗りました

有限群$G$から$\C^\times$への群準同型$\chi:G\longrightarrow\C^\times$について$\chi$の像が$\{1\}$でないならば
\[
\sum_{a\in G}\chi(a)=0
\]
である
なぜならばある$b$があって$\chi(b)\neq 1$とするとき$H=\{e, b, b^2, b^3, \dots\}$は$G$の部分群でありしかも$\chi(b^i)$は1の$N$乗根それぞれであるから$\sum_{a\in H}\chi(a)=0$あとは$G$の元のそれぞれが$H$による剰余類$cH$に属することから
\[
\begin{align}
\sum_{a\in G}\chi(a)&=\sum_{c}\sum_{d\in cH}\chi(d)\\
&=\sum_{c}\sum_{f\in H}\chi(cf)\\
&=\sum_{c}\chi(c)\sum_{f}\chi(f)\\
&=\sum_{c}\chi(c)\cdot 0
\end{align}
\]
となりゆえに0となる


ウィトゲンシュタインがその著述スタイルについて言及しているのを目にするたびにわかる〜と言いたくなる彼もまたきちんとした構成を持った長い文章を書くのを苦手としていたように見え実際に彼の著書は箇条書きや断章の連続という体裁をなしている彼がその種ではない文章を書くのをただ彼に向いていないと考えていただけであることは諒解しているけれど僕はそこに多少の共感あるいは類似性を見いだしてしまう僕が長文を書けないことをウィトゲンシュタインスタイルと呼んでみたりというあからさまの冗談をここで表明したとしても僕がそれを避けることはできないだろう

後期の彼の主張についてすこし読んでいます彼が特に論考に対して批判しているのは言語活動の本質各人の中にある心的活動に求められるという図式らしいそれはまあラッセルがああいうことを言いたくなる気持ちはわかる哲学をなにか重要な真実を暴き出す営みであるととらえる限りウィトゲンシュタインがそれを否定したことは後退にしか思われないだろうからそしてそれをいま読んでいる僕もこれからどうなってしまうんだと手に汗握っている
言語的行為のいっさいの背後にある本質的な心的過程というのはそもそもの図式が間違っているあるいは誘惑に負けた結果現れたものであるという話なんだと思うそういう誘惑に負けるとなにかの気持ちを表現する言葉の背後には対応する心的状態があるという誤解が生じそれは自分の心の中にだけあるこの気持ちが存在するのだなのだという誤解へと繋がるという話なのだろうなるほど私的言語を批判しようという流れがすこし見えてきた気がする


夜はかに鍋を食べましたイージーモードのかにだったので簡単に食べられてよかった

それから母にiPadの使いかたを指南しましたカメラで撮った写真をiPadに転送して絵を描く資料にしたいとのことだったのだけどカメラの無線LANモジュールがあまり安定しないようだったのでパソコンを経由する手法を明日考えることになりましたまあ僕なんかはなんだかんだでそういう母艦がある運用のほうが心持ち安心します僕もこうしてobsoleteになってゆくのか

あと母が3年くらい前から僕のTwitterアカウントを認識しているという非常に厳しい事実が明るみに出たので非常につらい気分ですいやまあ親に見られて致命的にまずいようなことは書いてないと思うけれどなんというか3年間それを黙っていてこの3年間僕の前に現れたあなたはWeb上での僕を知っているあなただったということを僕だけが知らなかったのですねというところがちょっとつらいそういうの別に隠すつもりはないんだけど教えてほしかったなというようないやまあでも向こうも悩ましいところではあったのだろうけど偶発的に発見したようだったしううむ
まあ3年も見られていたあるいはべつに見られてなかったなら今更なにか変えることもないでしょうし別に気にすることもないのだけれど


さて明日は多少blogの改修を試みたい基本的なルーティング機構を設計しようかなそんな時間がどこから出てくるのかは謎ですがあーでも実家にいるからにはお昼には起こされるのかな……

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夕方まで寝てそれから夕飯を食べあとはお酒を飲みつつ哲学の本を読んでいますまあまあ理想的な年越しなのではないでしょうか楽しい
批判的読解能力が足りないので後期ウィトゲンシュタインについての説明を読んでいるとなるほど〜そう言われてみると確かに前期ウィトゲンシュタインはちょっとドンマイやったな〜とかすぐ思ってしまってよくないです


さて2014年も終わりです2015年はもうちょっと楽しいといいなーというか日々に対してもっとポジティヴな感情を持ちたい自己肯定感とかそういうのもそういうのがあった上で自分を魅力的な人間にしてゆくこととか誰かに好きだと思ってもらえるとかそういうことがあるのだと思うあってほしい


ともあれ来年もよろしくお願いいたしますよいお年をお迎えください