andante

2012-07-11

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一限は超伝導のお話を始めておりました次回で最後とのことですだんだんと夏学期もおしまいですねえ

量子情報はコヒーレントコンピュータの話僕の研究テーマこのへんへの応用が考えられうると思ったけどよく考えるといまのままじゃだめか
いまのところ細かい原理からしてよくわからないことが多いです(なにをやろうとしているのかはわかるのですがなぜその実装で実現されているのかよくわからない)あとこれが本質的に計算速度を改善するのかということもよくわかりません
それよりも(磁場のない)ある大きさとある相互作用を持つイジング模型の最低エネルギー状態を求めるという問題がNP完全問題に属するかどうかという区別が解くべきイジング模型と相互作用をグラフにあらわしたときの形と関係があるという話がおもしろかったです具体的にはスピンを頂点にしてi番目のスピンとj番目のスピンに相互作用があるとき頂点iとjのあいだに辺(曲げてもよい)を置くことにするとき辺が交差してしまう場合はそのイジング模型についてはNP完全問題になるそうですおもしろい本当かね

空いてる時間に数ガの五冊目(ガロア理論)を読みましたガロアのやったことがいくらかわかったけど対称性に関する考察がどのように使われているのかということとかがよくわかっていませんでも読む前よりはずっといろいろなことがわかったしよい話でした
群論ちゃんと勉強したいのだけどいつも飽きてしまうのよねそういえば圏論もほったらかしてるけどキマジメにノートつけるのはあきらめてしまってとりあえず読み通すだけでもやろうかね

夕方はまっすぐ帰宅すこしだけ風邪気味です今夜は修士実験IIのレポートのために自作のカオスシミュレイタのスクリーンショットをいろいろ撮りますあとチュワ回路の挙動とロジスティク写像の分岐図の関係を論じるための小さなプログラムとか今夜はとりあえずそこまでやって時間があればちゃんと書くけどまあそこまでできれば課題の半分は終わったようなものです
それよか自分の研究テーマとカオスの関係を書けとかのが厳しいまあ出せば落としはたぶんしませんって先生言ってたしなんとかなれ


明日は午後から集中講義夜バイトにゃおん

0711

他者について
自分というものが図形の一性質がそうであるような形で世界の一機能として一意に存在してしまうとすると存在する他者という概念はほとんど意味をなさなくなる円に中心は二つ以上存在しないそういうような意味で世界には自分しか存在しないこれを自分も存在しないとするかは立場の違いによるけれどもとりあえず僕はそうして自分の存在を得たしかし他者なるものは現象としてしか存在し得ないだからどうしたという向きはある
他者はむしろ自分のこころの内側にある他者という物語がそこにシミュレイトされているそれで


午後から集中講義コヒーレントコンピュータの続きとりあえずアイデアは理解たくさんある光共振器のひとつひとつをイジング模型のスピンに見立てて磁場項と相互作用項を共振器間の結合として表現してスピン系のエネルギーを低下させることが共振器系の利得を増加させることに対応するようにすることで最もレーザ発振しやすいスピンの状態を自動的に選ばせる(一度発振しはじめたらそこにすべてのエネルギーは費やされるので一番発振しやすいモードが自動的に選ばれる)そして発振するまでにかかる時間はO(log n)とのこと多次元イジング模型の最低エネルギー状態が多項式時間で求められる
すごいなあよくこんなこと思いつくものだ

夕方はバイトセキュリティに関する考察とか金曜日までにプレゼン資料を作らなくてはね


明日は午前中ゼミ午後集中講義(最終回)そういえば修士実験レポートは必要な可視化プログラムは書けたものの実行が遅くていまいちですうーん


そういえば夏休みにa[b]fと沖縄にゆくそうです高校の修学旅行を思い出しますね