andante

2012-04-20

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はっぴぃ にゅう にゃあをひさびさに聴いていますいいですねこれ


二限に出てD2とM2の論文中間審査を聴きましたまた大学をやめたくなりましたアカデミズムの場がこういう習慣を持っているのなら僕はそこから排除された人間であってそこにいるべきではないのだと思いましたそもそも人の話を聴くのは得意ではないし二十五分もずっと話し続けられてスライドもよくわからないし背景の説明も僕ほどなにも知らないとちっとも意味をなさないし質問者は意味があるのかないのかわからない質問をするし応答もよくわからないし感想を書けと言われてもちっとも思いつかないし(実験がうまくいってよかったなあと思いました実験がうまくゆくとよいと思いますくらいの感想しかないです)これを毎週やらなきゃいけないのだと思うとほんとうに暗い気持ちになります
ああほんとうにあのそれって他のひとはやってないんですかっていう質問僕にはあまりにも不愉快だったしああこのひとは別にこの話に関心なんかないけど効果的な攻撃をすることに価値を見いだしているんだなと思うのに十分でした(でも自分が自意識おばけだからって他人もそうだと仮定するのは傲慢な態度だなとも思うのでこれはほんとは思わなかったことにしたいです)

おわったあとに先輩と同期とでごはんを食べました先輩はこういう発表一年たってようやくわかるようになってきたと言っていたので僕も一年がんばればこういう疎外感を感じなくてもいいのかなと思います(たしかにすこしずつわかる話も増えてきた印象はあります)でもやっぱり感想とかは持てないなあと思いました

読書感想文が苦手だったという話はとても普遍的に見られるのに感想を持つことのできない大人というのはあまりいないように思われますそこから推測されることはよくわからないのですけど人生のどこかで感想を持ちやすくなるのかそもそも読書感想文が苦手というのがなんというかあるあるネタの抽象度の高いバージョンみたいなもので要するにみんなべつに苦手でもなんでもなかったのかみんなが苦手だと言っていたのは単に本を読むのが面倒だっただけで書くのは苦手でもなかったのかなどいろいろな可能性が考えられて僕は最後の説を若干支持するものですけども読書感想文のために本を読むのは好きだった夏休みのたびにこれで書こうと三冊くらい読んでは書けぬと悩んでいた気がするのはだいぶ盛ってる(本はいろいろ読んでいたけど)

あと同期はあまり言葉遣いの強さについて気にしないひとなのだなと思って悲しくなりました僕が思っている言葉の繊細さというのはべつに普遍的でもなんでもないと思うのですがたぶん彼にはそれが些細な問題に思われたのでしょうし僕の反論はただの反論のための反論だと思われたのだろうなと思ってああ僕はもう誰ともおはなししたくないなと思いました僕はねそのふたつを同値とみなすような大雑把な言葉遣いはしたくないなと思うのですというか違っていることにほんとうに気づかないのですか現象としての意味は同じでも描ける画がぜんぜんちがっているとほんとうに思わないのですか思わないならいいですごめんなさい

つらいなあみんなは僕みたいにつらくないように見えるし僕のつらさがみんなと同じくらいだと思っているように見える僕の困難はなんだかんだでできるの外側にあるって証明することきっと死んでみせるしかやりかたがないのだと思います人間ってのはそういう風に想像力の無い動物でそれとも人間の均質さに関する信仰に固執する動物なのです
比較できないものの比較は操作的にしかできないしそのとき顕れた差異を誤差なり例外なりと片付けられてしまうのはとてもつらいです
もうつかれました

そういえば研究室で着々と素粒子だの数学だのに明るいキャラみたいになりつつあってなんというかそういうの吹聴しないでほしいなって思ったりはするしかなしいですただかなしいです

いろいろな感情区別するのがしんどくなってきてかなしいに一本化されてゆく感じがありますかなしいかなしいです

大学やめたいなあやっぱり僕には向いていなかったんだって思いますだめならやめようって言ってた僕いまこそだめではないのかね

あああでもこわいなにかを変えるのがこわいです僕の心だけを器用に殺して身体だけが明日から先を生きてゆくようになればいいのに月曜日になればまた授業に出て研究室に通うようになればいいのに

僕に向いていることなんて(社会的に価値を認められる範囲には)なにもないしたぶん僕は向いてないと知っていながら学生をつづけて向いてない仕事について向いてない毎日を過ごすのでしょう

でも来年まだ生きているのかもうよくわかりません大学にはもういないような気がしますそしたらきっとこの家からも出なくてはいけなくて実家に帰ったら惨めな生活になってそうなったら(とてもおそろしいことだけどだけど)僕はきっと死ぬんだと思います

僕はどこで間違ってしまったのだろう最初から間違っていたのかもしれません所詮は夢物語だったのです僕はもっと不幸であるべきだったいやむしろそれでこそ幸福だったのかもしれません僕にはなにが幸福なのかもうわかりません

ときどき恋人ってものがまたできることを考えますそうしたら僕は元気になって自信を取り戻して溌剌として大学にゆき研究に邁進し社会的に成功するのかもしれませんでもきっとそんなことはないのだと思いますなにしろ僕はこんな人間ですし昔はもうすこし前途有望に思われたけれどいまの僕にはもう破滅しか残されていないように見えるのですかなしいですねかなしいかなしい言ってばかりでちっとも価値のある存在に思えないですかなしいですね

病院に行ったり薬を飲んだりしたら治るのかなと思ってみてだけど僕はもう十何年もこうだったしそれを薬で治すってのはどういうことなのかわかりませんそれは治っているのですかそれは誰なのですか僕のいとおしい僕はどこへゆくのですか毎日を慎重にたぐり寄せてゆく限り破滅の予感はつねに横にあってこれまでずっとうまくできなかったことが今になってとうとう破滅をもたらしたというだけなのにそれを治すっていうのはどういうことなのですか

たぶん僕は人間じゃないのだと思いますかなしいですおやすみしたいさよならしたいごめんねどうか心配しないで素知らぬ顔をしていて僕がほんとうにだめになっても助けようなんて思わないで生まれてきた僕がわるいのにそんなふうに他人のリソースを要求するなんて我慢ならないのです

いつかこれを読んだ誰かがなにも死ななくてもよかったのにっていうことを考えています学校なんてやめたらよかったバイトなんてやめたらよかった一年くらいただゆっくり休んでいればよかった死んでしまうくらいならそうしたらよかったのにきっとそういうのだと思いますこれはこれは無限遠への悪意です


明日は土曜日です(よね)日曜日はシフトが入ってしまってほんとうは行きたくないけど僕は無能なのにずいぶんとお金をもらっているからせめてたくさん働いて報いなくてはいけないのだと思いますお仕事ほんとうはもうやめたほうがいいのだと思うけど生活が成り立たないからがんばらなくてはいけませんがんばってまで生きていたくはないけどまだ死ねないと思います生きていてお金がないときっと異常者のふるまいをしてしまうからお金を稼がなくてはいけませんがんばるとにかく明日はゆっくり休めるからあしたはゆっくり休みます来週の金曜日に友人とストライクウィッチーズの映画をみにゆく約束をしたのでそれまではがんばろうと思いますでも僕はずっとがんばろうと思っていたはずなんだけどな