andante

2011-01-17

一月十七日ですけど!

昨晩はなぜだかうまく眠れなかったりしました不思議でも今朝は二限に出られたのでオーライです

そう二限の物理数学にレポートを出しに行ったのですが授業がなんかひどい板書がすごい不安だしなんというか僕が怪訝な顔をするような授業の要素をかき集めて作られたかのように僕を落ちつかない気持ちにさせる内容は群論の量子力学への応用と微分形式でしたけど前者はなんだかなんのありがたみもわからぬままに終わってしまったし(章の最初からだったのに)後者は定義だけならべてみせて終わってしまった(まあこちらは来週以降に続くのでしょう)いろいろといい加減な授業だと思う単位をくれればなんでもいいのですけど

午後は実験の解析みたいなことをしました三ほどの事項を確認して面倒なのでやめにして明日の演習の発表担当問題について友人に訊きました(ちょうど彼も(別のクラスで)そこに当たっていたのです)彼の持っていた本に解法がおおよそ書かれていたので写真を撮って帰りましたそれでさっき原稿を書きましたあまりむつかしい問題ではなくてよかった

ところで金曜日の演習の問題はよくわかりませんこれについても訊ねる機会があればよいと思うのですが


さて明日は量子力学の中間試験です散乱問題が範囲らしいのですがまあボルン近似をどうにかすればなんとかなればいいのに部分波展開は覚えることが多くてどうにもならない感じなのですが…一応あとでノートをさらっておこう


西日の差し込む神殿に彼は座り込んでいた彼女か彼女だったものはここには見当たらないどこかへ行ってしまったのだろうかそれとも風にさらわれてしまったのだろうかもう一度会いたかったなと彼は誰へともなく口にする彼女は無事に生きているでも死んでいるでもないものになれたのだろうかすべてが自明に置かれた静寂の中で彼女は幸福でさえなくあれたのだろうか

唐突に接近してくる羽音青い鳥だったこの世界の最初から終わりまでを見守る青い鳥鳥はそこに立てかけてあった僕の絵をじっと見ているとても居心地の悪い瞬間だなにしろその絵は僕の信仰の全部なのだから僕の救いの結晶なのだから僕以外の誰にも肯定も否定もされたくないものだから僕は絵をここに持ってきたことを後悔したそれとも僕は自分の記述した世界の絵を神に採点してほしかったのだろうかなんのために僕は拳をかたく握って微動だにしない青い鳥を睨んでいた

やがて鳥はそこに記述された世界に満足したのかそれともただ飽きたのか来たときと同じように唐突に羽を広げ飛び立った一度力強く羽ばたいてから谷底に向かって滑空してゆくモルフォ蝶のように青いその翼は夕陽のオレンジ色をうけて不思議な色にきらめいている

綺麗だなと彼は思った