andante

2010-10-23

十月二十三日ですけど!

h.b. > g

昨晩は結局fと夕飯にはゆかなくて(寝ていたのかな)Sとskypeで話しながら眠ったひさびさだずいぶん遅くまで付き合わせてしまったなあと思う朝六時半ごろにSは起きて(と思っていたけれどももっと早くだったようだそういうときは気にしなくてもよいです)僕はまた眠った

九時ごろに起きたらメールが来ていてゼミはないことになったのでゆっくり休むことにした火曜日のゼミナールの予習のための論文を読むのと(あまり進んでいない実験の画が描けない)あと先週出された簡単な宿題を潰したπ中間子が進行方向とθの角をなして光子二つに崩壊するときのエネルギー非対称度の計算そこそこ相対論的な話になる結局π中間子の速度vに対してβ=v/cとおけば(E1-E2)/(E1+E2)=βcosθが正解と思う実際先週の論文によればエネルギーが137.8MeVのπ中間子ビームは崩壊して55MeVから83MeVまでの光子になったということだがπ中間子の静止質量は135MeV/c^2であるからβは0.2程度となって一方で(83-55)/(83+55)もほぼ0.2だからうまく計算できていると考えられる

論文のほうはまあ半分くらいは読めたのだけどなにを確かめるためのどういう実験が行われたのかよくわからないので困っていますこれの次は僕が発表担当なのだけどこんな調子だとやばいと思う

物理学実験のレポートはまだ手つかず二十八日正午提出なので二十七日の午後とかにがーっとやればいやもちろんもっと前からもがーっとやるけど


昨日劣等感についてすこし考えたのだっただいたい忘れてしまったけど

僕は人間として出来損なった部分が確実にあると考えているたとえば僕は文章を読むことができない同じ文章を読んでいても僕以外の人が思うようなことをぜんぜん思わないただ構文上の矛盾や誤りがないかどうかだけを確認している書かれていないことを推測する能力が異常に低いと思っている

そしてそれは僕という人間を肩書きだけで判断したときに大きな欠陥として認識されうる(だろう)僕のあらゆる人間的な欠陥はそこに大学の名前を添えるだけで簡単にお勉強はできるんでしょうけどという絶望的な文句を呼び寄せてしまう僕という人間の(見かけ上)巨大な隙となってつけ込まれる優越感の依り代にされるこれは全部が全部被害妄想なのかもしれない(だとしたら今度はこれを否定しなくてはならないのだが)

人間が欠陥を抱えていたときどうすればよいのか僕にはまだそれがわからない(残念なことに)これはそれだけで死に至るような種類の欠陥ではないだからこれまで生きてきたこれからも生きてゆくだろうでも僕はこれから幾度もこの欠陥ゆえに嘲笑されるであろう劣等感を抱えてゆくだろうそれをまとめてなぎ払う金色の剣は存在しないのだろうか

たぶんこの問題意識は数年以内に忘却されるのだろうそうであればいいと思うでもわからない僕はもう十年以上同じことにおびえているのだから


明日はSが来ます(結局遊びにゆくのは延期になりました延び延びだ)それから夜にλとビリヤードします精神の余裕を取り戻さなくてはなるまい