andante

2010-06-23

twenty minutes ago

二十分でなにか書くゲーム本日は大学のコンピュータ室(もどき)からお送りしておりますただいまの時刻は17:44をさしたところですから終了時刻は18:04となりますねバイトまでの暇つぶし大学のmacは重たいから好きじゃない


例によって書くことがない雪のことを書こうと思います初めて雪の日に遊びに出たとき手袋をなくしたのでした雪の中に手を突っ込んでそれから戻すと手袋が雪に喰われていたのです雪解けを迎えても手袋の消息は知れず手袋が失われたという事実はただ片方だけの手袋が寂しげに吊るされているという事実のみにより確かめられる

何の話だかわからない何の話でもないのに何かの話にしようとするからこうなるだいたいこれでは日記と何の違いもないではないかさっきからなんのがいちいち何のと変換されるのでいらだっているおいことえりお前は言葉のやわらかさとかそういうことを考えないのか


そういう感じでただいま四分が過ぎているわけですがなにかこう人生の初期の記憶に関することを綴ってゆこうと思いますなにこの切迫感試験みたいだ


たとえばねこに引っ掻かれた話そうねこに引っ掻かれたのです近づいたら引っ掻かれたそれから父に嘘をついた話あの柱に蛇が巻き付く夢を見たと嘘をついたなぜそんなことをしたのかはわからない父が僕に夢って覚えているかみたいなことを訊いたのだたぶん期待に応えようとしたに違いないけなげな子ではないかと思うそれから日記のこと十五年以上前に日記を書いている簡単な絵日記僕の描く人物はだいたい手足が長くゼンマイのように巻かれているたぶん単にそういう線を書くのが楽しかったのではないかと思う


なんか今日は調子がいい機嫌が良いのかもしれないそういうことを自覚するとちがってしまうから考えなかったことにしよううんうんそれでねそれでねと彼は楽しそうに話すのだがわたしにはそれらが意味をなさないおとうさんきいてるああ聞いているともそうしてお前には想像もつかないやり方で聴いていないお前の言葉は風の音のように通り抜けてそれからどこか遠くへ飛び去ってゆく秒速34000センチメートルでいま書いたのは音速のつもりですが桁があっているかはわかりません十一分が経過しているいぇーい


楽しかったことの話をしましょう守るべき秘密を欠いた秘密基地砂場に掘ったジュース工場箱に描いたコンピュータジャングルジムの宇宙船ティッシュ箱のテレビ雨どいを転がるドングリたちそれからそれからそれから僕は憶えているんだよブランコの鎖の一番下を持ったらひっくり返ったことをいまの僕にはあれを定性的に説明してやれるんだ君は医者に行って恐竜の消しゴムをもらっていたね


小学二年生のいつだったかクラスメイトの女の子の弟が死んだ


家の鍵を三度なくした水銀体温計を三度折った小さな家出を三度した


これくらい書けばいいだろうそういって空を見上げる空なんてものは実はなくて蛍光灯が並んでいる窓の外はどんよりしていて雨が降っているのか窓ガラスが汚いのか区別がつかないそろそろおしまいにしようさいなら

六月二十三日ですけど!

実験のみX線回折粉末状の試料にX線をあてて特定の方向にだけ回折が強くなるその振る舞いをみたなかなかおもしろいわりと予測通りの結果が得られたので満足こういうのは好きだ

明日はラウエ写真とか撮るはず


さてiPhoneは審査も終了したようで明後日には届くようですわくわく


レポートを書かなければあとかなり消耗しているけっこうやばい


週末はやくこい