andante

1895

0705

白熱光読みました一度目に読んで挫折したときはイーガンはこういうのがやりたかったのか……という感じでしたが今度はイーガンはこういうのがやりたかったんだという感じで要するにけっこう楽しめましたというかけっこう凄いんじゃないかこれたびたび感想が脳裡をよぎる

ただ率直に言って文章だけで理解するのはかなり厳しくてもっと挿絵を置いてくれれば良かったのにと思いました世界観を説明する図は二度しか出てこないし最初の最初には出てこないので方角を表す言葉の使いかたから世界観そのものまで理解するのにけっこう手間取ったし一度目はそれで挫折した部分もありますというかほぼそうだ二度目は一応おおまかなところは飲み込めていたのでそこまで困らなかったけどまあそれが醍醐味と言われればそうかもしれないし単に僕の読解が下手なのと想像力が足らないというのはそうなんですけれども

個人的にはゼンデギよりはこの路線のが好みなのでまたこういうの書いてくれたらいいなと思います計量が単位行列になってる世界の三部作書いてるんだっけってことはまた架空科学史ものなんだろうな楽しみ


具合が悪いです熱はないけど喉がちょっと痛いし眠たい


ときどきこんなことを思うこの宇宙が永遠に続くならば始まってからまだ138億年しか経っていないことは奇妙ではないかそれが138兆年や138京年である可能性のほうがずっと高いのにたった138億年の隙間をこの宇宙が偶然に射ぬくことなどほとんどありえないことのように思えはしないか
もちろんこの議論は仮に138兆年やら138京年やらだったとしてもまったく同様に繰り返されるだろうそれは無限を前にして有限であるということの必然的な帰結だだからといってこのクラクラする感じを忘れられるわけではない